2004年度カンヌ国際映画祭《ある視点》部門オフィシャルセレクション
世界の映画祭が絶賛!!
(シアトル国際映画祭レナ・シャープ女性映画監督賞/ロサンゼルス映画祭最優秀観客賞/モントリオール国際映画祭ゴールデン・ゼニース賞/ハートランド映画祭クリスタル・ハート賞)

“パパ”からの手紙が起こした愛の奇跡。世界中が涙した珠玉の感動『Dearフランキー』。

「オペラ座の怪人」で大ブレイクした主演男優ジェラルド・バトラーが2回目の日本来日を果たした。今回バトラー来日時に、一目見ようと成田に集まったファンの数はなんとハリウッド大物俳優もびっくりの2000人以上!!今回は、数々の映画祭で絶賛を浴びた本作『Dearフランキー』PRの為、来日記者会見に駆けつけたのだ。

「日本に来るのは大好きです!日本のファンの方が「オペラ座の怪人」にあんなに応えてくれるなんて想像もしてなかったから嬉しい。成田空港でのファンの歓迎振りも経験した事のないものだったのでびっくりしました。本当にみんな大好き!本作『Dearフランキー』についても記者会見を行うのは日本が初だし皆に会えて感動してます!」と、バトラースマイルで挨拶。「本作は、小さな映画だけど、映画が秘めているハートは叙事詩的な広がりを持った映画だと思います。」と語る。

 その後のQ&Aでは、“「オペラ座の怪人」とは全く違う役柄ですが?”という質問に対して「公開は「オペラ座の怪人」の方が早いから撮影も先だろうと思われるかと思いますが、実は逆で『Dearフランキー』の方が撮影が先だったんです。違いは「オペラ座〜」は大変なプレッシャー感じながらやった作品で映画的には大きな広がりを持ち、制作規模も非常に大きかったので圧力などは感じましたが純粋に楽しめました。『Dear〜』はシンプルで簡素な、でも心が温まるような映画。私がこの作品を選んだ理由は、脚本読んだ時にハッ!としたからです。そして心が表れるような温かい気持ちになったんです。しかも本作は笑いながら泣ける、そういった映画です。本作を観終わった方は皆スタンディングオベーションでたくさん拍手をくれ、泣きながら笑ってそしてハッピーな気持ちになっている。そんな珍しい映画だと思いました。」また、“共演者はロケ地にもなったスコットランド人の方が多かったという事ですが?”と聞かれると「スコットランド人は誇り高くナショナルスティックな民族で、何かあると皆が結集して問題にあたるといった特徴を持っているんです。だから本作は色々な人のアイデアと才能が結集して完成したものなんだと思います。」と語った。

カンヌでも素晴らしい反応が返って来たという本作は、10分間以上のスタンディングオベーションで絶賛の嵐だったそう。
「文化や国家が違っていても、映画に対する感情は変わらないのだ。あの時の反応は、全てのスコットランド人に向けられたものだと思う。」そう語るバトラーの表情には確かな自信と希望に満ち溢れているように見えた。
(菅野奈緒美)

☆今夏、bunkamuraル・シネマ、シネカノン有楽町ほか全国で感動のロードショー
■作品紹介
Dear フランキー