笑いと恐怖を絶妙なバランスで融合し、その独特のテイストで中毒者を続出させた深夜連続ドラマ「怪奇大家族」。本ドラマの原案・監修・監督を務め、『THE JUON−呪怨』でハリウッドデビューを果たした清水崇監督の上映怪+トークショー「清水崇監督ナイト」が、5月25日(水)ファンタスティック・シアターにて行われた。

 ゲストとして、主人公・忌野清四に想いを寄せる女幽霊アサミを演じた渋谷亜希さんが登場。しかし、肝心の清水監督が最新作『輪廻』撮影のためまだ来ていないとの知らせが…。そこで、清水監督から送られてきたビデオレターを見てみると、その内容は「怪奇大家族」以外の清水作品をアピールしたり、監督の私物(ドラゴンボール“一星球〜七星球”一式)を披露するといった内容。ビデオ上映後、とりあえず監督の携帯に連絡してみることに。すると会場から「怪奇大家族」の着メロが…。携帯を片手に観客席に座っていたのは清水監督。急遽撮影が休みになり来場したのだが、渋谷さんにだけ(わざと)知らされていなかったのだ。「撮影現場でもよく人にいたずらをしていた(笑)」(渋谷さん)という清水監督らしい登場となった。

 こうして無事トークショーがスタート。「アサミの役をやっていて一番大変だったのは、声を震わせることと、日焼けしないこと(笑)。地の肌が白くないと、白塗りすると灰色になっちゃうんです」(渋谷さん)、「アサミはもともと第一怪のみのゲストの役だった。でも童貞の男の子の相手に女幽霊っていうのはもってこいなのでは、という話になって出番が増えました」「思いつきでドラマの設定を決めたりしてました。12怪でいきなり時代劇なのも、「怪奇〜」で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をやりたかったからで、13怪でアサミが英語を話すのは、渋谷さん自身が英語ベラベラだからです」(清水監督)など撮影裏話が語られる中、ファンが一番気になる“続編”の話題も飛び出した。清水監督いわく「第2弾もやりたいけど、(スタッフなど)皆忙しいからスケジュールが難しいんじゃないかな。ただアイデアはいろいろあります。清四はお化け退治をしないといけなくなってフリーターから警察官になってるとか、メゾン一刻みたいに管理人になって、アパートの住民がお化けとか…」とのこと。
 
 その他、会場からのリクエストで渋谷さんが“生「呪〜う〜わ〜よ〜」”を披露したり、プレゼントがもらえるじゃんけん大会や、監督・渋谷さんとの握手怪(会)なども催された。こうして北海道や青森からもファンが駆けつけた「清水崇監督ナイト」は大盛り上がりの中、幕を閉じたのだった。

(yamamoto)

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★イベント「怪奇大家族上映怪〜未だ成仏せズ〜」
(開場 19:30 開演 20:00/場所:ファンタスティック・シアター)
・5/31(火) 高橋一生ナイト〜清四この夜(※応募多数につき、予約は締め切らせていただきました)
・6/1(水) 押切蓮介ナイト
・6/2(木) 村上賢司監督ナイト 
*ファンタスティック・シアター http://event.1242.com/f-theater/

■「怪奇大家族」公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/kaiki/