5月28日テアトル池袋にて、竹内力が製作総指揮を務めた記念すべき初の劇場公開作となる『捨て犬』の初日舞台挨拶が行われた。

竹内達の登場を今か今かと観客が待つ中、ついに竹内力、野村祐人、中野祐斗、遠藤憲一、浅生マサヒロ監督らが登場。「力さん！！」「カッコイイ！！」などの声が飛び交い、会場は一気に熱気に包まれた。

ガンエキスパートとして数々の作品を手がけている浅生マサヒロ監督。もちろん、今作でも銃撃戦が大きな効果をあげている。「男優が多くいて、銃があって、どういうことが出来るかというのを考えました。そして、キャラクターそれぞれの戦いを描くことが出来たと思います」また、『捨て犬』には女性が一人も登場していないが、「それは偶然です。撮影を始めてから気付きました。（笑）」

今回、自らが製作総指揮を務めた初の劇場公開作品となった竹内力。「今までと、仕事への取り組む姿勢は全く変わっていない。ビデオだけでなく、一人でも多くの人に見てもらいたい」というのが、劇場作品に取り組んだ大きな要因のようだ。また、製作者としては、「見る側や、第三者の目を持ちな続けながら、ものを創っていきたい」　

野村祐人は最近で一番楽しい現場を聞かれ、『捨て犬』と答えた。「皆すごくチームワークが良くて、アイデアを出し合って、みんなで作品を作り上げた。皆に教えたくないくらい（笑）大事な作品です」

中野祐斗は、今作品での役柄について、「自分で演じていても、とても切ない役だった。でも、こういう立場は自分が演じた人物だけのものではなく、どんな職業の人でも味わっている切なさだと思います」

様々な役をこなし、演技の幅を広げ続けている遠藤憲一。竹内力と演作品は昼ドラで共演したことがあった。「竹内は、医者役で、俺はその病院に駆け込む患者だっのに、今じゃ竹内は人をめった殺し（笑）いろいろな役をこなしてきたけれど、それらの集大成になればいいです」

出演者達の挨拶や、マスコミ向け撮影の間も、出演者たちへの歓声や拍手が沸き起る、男気溢れる舞台挨拶となった。

（Ｔ，Ｓ）

2005年5月28日よりテアトル池袋にてレイトショー

□作品紹介
捨て犬