21世紀の新しい映画を担う「デジタルシネマ」の普及と、新しい才能の発掘をテーマに行われるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2005。5月25日(水)に開かれた記者発表では、各部門の上映作品、招待作品、イベント等を紹介。また、上田清司実行委員会会長(埼玉県知事)、岡村幸四郎副会長(川口市長)、瀧沢裕二ディレクター、そして今回、短編部門審査委員長に就任した俳優の高嶋政信さんが登壇し、それぞれ抱負を語った。また、今回長編コンペティション部門の国際審査委員に選ばれたチャールズ・エス・シュワルツ氏(審査委員長)、映画監督のピトフ氏からはビデオレターでコメントが寄せられた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●名称 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2005
●期間 2005年7月16日(土)〜24日(日)
●会場 SKIPシティ(映像ホール、多目的ホール)
●企画 ・上映
     ・・・長編部門(国際コンペティション)10作品
     ・・・短編部門(国内コンペティション)10作品
     ・・・招待作品(オープニング上映) 1作品
     ・・・特集上映(北欧短編特集) 8作品/2プログラム
    
    ・D-コンテンツマーケット
    ・シンポジウム
    ・フォーラム

■公式サイト:http://www.skipcity-dcf.jp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆上田清司実行委員会会長(埼玉県知事)
「映画祭が開催されるSKIPシティは、埼玉県が中心となって、最先端のデジタル技術を背負って立ち、若いクリエイターを支援する施設でもあります。第2回目なので、札幌との遠隔上映など、いろいろな試みをする予定です。世界のクリエイターのエネルギーを集結して、フロンティアとして映画界に貢献していきたいと思います」

◆岡村幸四郎副会長(川口市長)
「日本を代表する映画祭にしていきたいと思います。映画祭の目的は、デジタルシネマの普及と発展、デジタル産業の育成、新しい才能の発掘です。未来のルーカス、スピルバーグ、黒澤明を育てるべく、特に国内の若い才能を発掘していきたいと考えています」

◆高嶋政信短編部門審査委員長
「かつて私自身、映像作家を目指したことがありますので、短編部門審査委員長に選ばれ、今も胸がときめいています。作品を作った方の努力、その人ならではの発想を大切にして、まごころを込めて作品を見ていきたいです」

◆瀧沢裕二ディレクター
「次はどんな作品が来るんだろうと期待してもらえるような映画祭に育てていきたいので、どうぞ宜しくお願いいたします」

◆チャールズ・エス・シュワルツ氏(審査委員長)
「デジタル技術を支援する仕事に就いている私が、今回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の審査員に選ばれて、とても嬉しく思っています」

◆ピトフ氏
「審査員として参加できることを光栄に思います。デジタル技術は新しいイメージを作り上げてくれるものです。デジタルによって、例えばゲームと映画を融合させるなど、いろんなタイプの映画が生まれることが可能だと考えています」

【質疑応答】
Q:第1回目の昨年と比べて、作品のクオリティーについてどう感じているか?
瀧沢ディレクター「デジタル技術の発達によって、昔よりも手軽に作品を作りやすくなりました。そんな中で応募されてきた作品を見て感じたことは、クオリティーがアップしているということです。デジタル技術についてではなく、内容的に完成度が高くなっているといえます」

(yamamoto)