トンデモ精神科医とヘンテコな患者たちが紡ぐ極上エンターテイメント・ムービー『イン・ザ・プール』初日舞台挨拶!
ヘンテコな病気に悩む患者達と、彼らが出会うトンデモ精神科医を“非常識”な面白さ満載で描く『イン・ザ・プール』が、5月21日(土)公開初日を迎えた。初日舞台挨拶には、三木聡監督、松尾スズキさん、市川実和子さん、MAIKOさんが駆けつけ、撮影裏話などを披露。立ち見も出た超満員の会場をわかせた。
伝説的テレビ番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」「笑う犬の生活」「トリビアの泉」などに関わってきた三木聡監督は、「お金をもらって作品を見てもらうのがこんなに気持ちがいいとは思いませんでした(笑)」と笑顔。「公開前に、この劇場に貼られている『イン・ザ・プール』のポスターを見ていたら、職務質問されまして。で、聞いてみたら松尾さんも過去に職務質問をされたことがあるそうで。この作品はそんなメンバーで作っている映画です(笑)」。
今回が映画初主演となるのは、舞台、テレビ、映画監督などで活躍している松尾スズキさん。「天気のいい土曜日なのにこんなに来てくださって、なんだか(皆さんに)不幸なにおいがしますが(笑)、この作品を見て気分をリフレッシュしていただければと思います」と言葉の端々に“松尾”節をにおわせる。本作で演じた精神科医役については、「ブーツが足に合わなくて、はやく脱ぎたいなーと思いながら演じてました。(役作りは)監督に変更するよう言われるだろうと思って思い切り演じてみたら、何も言われませんでした(笑)」と語り、笑いを誘った。
また、多くの作品で個性的な存在感を見せつけてきた市川実和子さんは「普段、つらい、暗い役柄が多いので、病気でも三木監督のような(おもしろい)映画の中でなら病気になってもいいと思って演じました」、続いてヤル気無さげなお色気ナースを演じたMAIKOさんは「とにかく無表情な役なので、目の前で面白いことをやっているのに笑いをこらえないといけないのが大変でした」とそれぞれエピソードを語った。
また、三木聡監督は上野樹里主演『亀は意外と速く泳ぐ』も公開待機中。『イン・ザ・プール』で三木ワールドにはまった人はこちらも要チェック!
(yamamoto)
☆『イン・ザ・プール』は、テアトル新宿、シネセゾン渋谷ほかにて絶賛公開中!
☆三木聡監督次回公開作『亀は意外と速く泳ぐ』は、2005年初夏、テアトル新宿・テアトル梅田でロードショー公開
□作品紹介
『イン・ザ・プール』
『亀は意外と速く泳ぐ』