5月18日、都内で『いらっしゃいませ、患者様』の完成披露試写会が行われた。会場には、大ヒットシリーズ『夜逃げ屋本舗』などで疾走感溢れる演出を発揮している、原隆仁監督、世間知らずで堅物の院長を演じた渡部篤郎、その病院で働くナース役の原沙知絵、命を助けてもらったお礼に経営不振の大病院の建て直しを買って出る風俗界の救世主を演じる、大友康平(ハウンドドッグ)らが登場した。

実際、翌日に人間ドッグを控えているという渡部篤郎は「とんでもない映画です。昨今の病院では、不祥事など大変なことが多けれど、この作品は完全な娯楽作品なので、気軽に楽しんで欲しいです」ナース役の原沙知絵は「撮影が冬の長野だったので、薄着のナース服は寒かったです。多くの豪華ゲストが出演しているので、見逃さないでください」と語った。今年、デビュー25周年で、本作のエンディングテーマも担当した大友康平は「ハウンドドッグもやってるが、人間ドッグもやってます(笑)。長野で、渡部と行ったキャバクラが楽しかったです。(笑)観終ってスカッとできる映画だと思います」と冗談を交えて語り、会場の笑いを誘った。原隆仁監督は、「病院での痛みや不安といったことを、バカバカしい位に笑ってみようというハチャメチャな病院の映画です。この作品の中の“同伴CTスキャン”などのサービスを皆さんが行った病院に教えてあげて実現させて下さい。(笑)見どころが沢山あるので、楽しんでください」

また、トーク後のマスコミ向け写真撮影時には、ナース姿の10名程の女の子達が登場。監督・出演者達を囲み、華やかな舞台挨拶となった。
(T.S)

※2005年6月4日、アミューズCQN、テアトル池袋、ほか全国ロードショー

□作品紹介
いらっしゃいませ、患者さま。