純度120%の”感涙”を届けます!「四日間の奇蹟」完成披露試写会
原作は朝倉卓弥デビュー作で、第一回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。発売から2年経った現在も男女を問わず幅広い層の支持を受け、今までに100万部を超える驚異の売上を記録している、切ない涙と感動のベストセラを映画化した「4日間の奇蹟」完成披露試写会・舞台挨拶が5月16日都内で行われた。
映画上映終了後,観客の感動も冷めやらぬ中、舞台上に佐々部清監督、出演者の吉岡秀隆、石田ゆりこ、尾高杏奈、中越典子らが暖かい拍手の中迎えられた。
『半落ち』で日本アカデミー賞優秀作品賞を受賞し、良質でヒューマンな演出が高い評価を得ている佐々部監督が原作「四日間の奇蹟」と出会ったのは発売当初であったという。「四日間の奇蹟の映画化のオファーは沢山きていたらしいが、自分を監督に選んでもらえて嬉しい」と、原作への惚れ込みようを表した。吉岡秀隆は「みなさんに観ていただいて、初めて映画になれました。みなさんの心の中で、この映画を大事に育てていっていただければと思います。」石田ゆり子は映画を観終わったばかりの観客に対し、「役の私を見たあとすぐに素の私を見せてしまって申し訳ないです。」と、緊張した面持ち。作品については「映画を見たあとも、大切に心にしまっていて欲しいです」と語った。映画初出演となった尾高杏奈は「初めての映画が観てもらえて嬉しいです」と笑顔で答えた。岩村真理子(石田ゆり子)の同僚役を演じた中越典子は「この映画を初めて皆さんに観てもらって、ドキドキします。みんなの心でいろんなことを感じてもらえたらと思います」
また、会場には佐々部監督と同じ山口県出身で、監督の「チルソクの夏」を見て以来親交があるという自由民主党 幹事長代理の安部晋三氏が駆けつけた。「四日間の奇蹟」「チルソクの夏」ともに、ロケ地が山口ということもあり、安部氏は「素敵な映画をありがとう」と語った。また、監督の「安部さんは映画がお好きで、映画監督になりたかった」と、意外な事実も発覚。
監督は、「現代は素直に感謝できない時代になってしまっている。この映画で人に感謝できる素直な気持ちを感じて欲しいです。」と熱く語った。
(T.S)
作品は6月4日より全国東映系ロードショー
□作品情報
四日間の奇蹟