SFテレビアニメの金字塔を打ち立てた、「機動戦士ガンダム」の正統なる続編である「機動戦士Zガンダム」が、TVアニメ放映から20年の月日を経て、劇場3部作として映画化、その第1部、『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者‐』がいよいよ全国ロードショー公開される。一足速く去年の“東京ファンタスティック映画祭2004”で限定上映された本作は、主人公カミーユがガンダムに乗り込む場面からアムロとシャアが戦場で再会するまでを描く。BGMの追加、5.1chサラウンド化、さらに既存のTV版映像と新作映像をマッチングする”エイジング”というデジタル処理を施し、リバイバルの枠を越え、新たなガンダム世代に向けたエンターテインメント作品となっている。

本日、その『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者‐』のプレミア試写会＆特別舞台挨拶が、ガンダムファンで埋め尽くされ熱気と興奮で渦巻いている中行われ、ガンダムシリーズ生みの親、富野由悠季総監督、声優陣からは本作の主人公となるカミーユ役の飛田展男さん、シャア役の池田秀一さん、アムロ役の古谷徹さん、そしてテーマ楽曲を手がけた大人気アーティストGacktさんらが駆けつけた。

(原作者・総監督)富野さん：「20年目にして、ただのＴＶ番組のロボットアニメでしかなかったのがこういう形で発表できて本当に有難く思います。それに若い人が(Gacktさん含め)手伝ってくれている。本作『Zガンダム〜』もそういった世代交代の物語になっています。たかがロボットアニメですが、魅せます！」

(シャア役)池田さん：「ＴＶアニメシリーズから20年も経つんですね。劇場版として会えるなんて思っていなかったのでラッキーです！新作のつもりで私たち声優陣も熱くやったので良いものが出来たと思います。」

(カミーユ役)飛田さん：「20年経ち、カミーユ自身は変わってませんが僕の方は現実の時間の経過というものがあったのでそのギャップを埋めるのが課題でした(笑)尚且つ今観ていかに新鮮だと思えるものを作るかに苦労しましたね。でもやりがいは十分ありました。」

(アムロ役)古谷さん：「あれからアムロも自分も大人になりましたね。見所はと言うとＯＰからＥＤまで全編ですが、やはりあの偉大なる英雄アムロが登場するシーンからラストシーンに至るクライマックス！ここは誰もがエクスタシー感じると思います。僕は二度観ましたが二回ともいっちゃいましたね(笑)アムロいきまーすっ！！(雄叫び)」

Gacktさん：「富野さんとは親しくさせてもらっていて、富野さんの背中を押せるなら…という形で今回参加させて頂きました。元から僕はガンダム大好きで、今は憧れの声優さんと同じ場所に立っているのでお客さん側から見たい気分です。一番僕が得したなぁと思うのは、こういった質問にドギマギしながら答えるシャア(池田さん)が見れた事かな？(笑)今回の仕事とても楽しませてもらってます！」

◇『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者‐』テーマ楽曲◇
【Gackt】
OP曲「Metamorphoze〜メタモルフォーゼ〜」
ED曲「君が待っているから」(4thアルバム『Crescent』収録曲の本曲を再レコーディングして提供)

(菅野奈緒美)
※『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者‐』は2005年5月28日(土)全国ロードショー！！
■作品紹介
『機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−』