5月12日新宿ロフトプラスワンにて、「『超』恐い話」試写会&トークイベントが行われた。

 「『超』恐い話 闇の映画祭」は生理的に嫌な話を書かせたら日本で三本の指に入るといわれる平山夢明の小説の映画化。平山自らが招待した津田寛治・矢部美穂・石川均・快楽亭ブラックが監督/主演した4作品と平山が監督した一本を加えた恐怖溢れる短編ホラーオムニバス競作5作品。
 
 「悪霊」で監督、脚本、主演をつとめた津田寛治は「作品を選ぶとき、どの作品も恐すぎたので、その中でも一番恐くないものを選びました。(笑)でも、お風呂上りに鏡を見ていたらこの話が浮かんできたので、脚本にしました。平山さんの作品はもっと映像化して欲しいし、自分もまた平山さんの作品で監督がしてみたいです。」と、再び監督へ挑戦する意欲をみせた。
 今回は初監督となった「カフカの夜」で母と妹も出演している矢部美穂は、「作品には、母自らが志望し、トランプ占いが得意なこともあって占い師役で出演しました」作品中幼虫を掴むシーンについては、「カメラが回っていれば何でも出来ます。でも、普段は全く虫は駄目で、ゴキブリなんか見ると泣いてしまいます」と、女優魂を窺わせた。
 落語界きっての映画通で、評論家としても高い評価を受けている快楽亭ブラックは「四谷怪談でござる」で林由美香を岩役にすえ、自身で田宮伊右衛門を主演した。「受けを狙って作ったが、石川均さんのもの(遠藤憲一主演「すげぇアニキ」)も受けを狙ったものだったので、笑いをとったものが2本続いてしまって恐い話じゃない。と思われてしまうかもしれない(笑)」監督をしてみて、これからの映画評論家として何か変わりそうかという質問には、「他の作品に厳しいことを言えなくなってしまうかも(笑)」
 原作者であり、今回のオムニバス映画を主催した平山夢明さんは「深夜ノ墜落」を監督。「公演で、スタッフみんなで人形の首を抜いていたのが印象に残ってます。(笑)初監督で、不慣れで我が儘だったけど、スタッフに助けられて完成することができました。」オムニバス短編集全体に関しては、「5作品があるので、色んな感情のつぼを刺激されて、楽しんでもらえると思います。見ごたえがあり、想像を絶するものが出来たと思い」と語った。
(T.S)

2005年6月25日 『シネカノン有楽町』 前夜祭スペシャル・ナイト
2005年7月2日〜8日『渋谷シネ・ラ・セット』1週間限定レイトショー にて公開

□作品情報