伝説は終わらない・・!『ガッツ伝説〜愛しのピット・ブル〜』蕨市全面協力のもと、撮影快調進行中!!
昨年『最驚!ガッツ伝説』(光文社刊)が40万部を越える大ヒットとなり、人々の「予想をはるかに超えた数々の驚愕の発言が数々の笑いを巻き起こし、一躍注目を浴び国民的アイドルとなったガッツ石松。俳優としてもテレビドラマを中心として『おしん』や『北の国から』などでユーモアを含んだキャラクターで活躍している。そして『リア王』(三上博史主演)、『るつぼ』(荻野目慶子主演)など数々の舞台演出で才を放つ野伏翔監督を迎え、まったくのオリジナル脚本で『ガッツ伝説〜愛しのピットブル』が好調に撮影進行中ということで埼玉県・蕨市の撮影現場で記者会見が、そして記者会見場である蕨市中央公民館のとなりにある和楽備神社内でのクライマックスとなる祭り太鼓のシーンの現場が公開された。
GW最初の休日である本日、蕨駅から、どこかのんびりした雰囲気の漂う商店街を抜けた先にある中央公民館で記者会見が行われた。監督と出演者より、映画についてのコメント、またそれとは関係のないコメントまで飛び出し、期待にこたえるおもしろおかしい会見となった。
◆ガッツ石松氏(森田石松役)
「最近になり娯楽作品になったと思います。ほろっとさせられるし、人間らしさが描かれています。心の中でくすくすと笑って人には見せられない笑いを感じながら劇場を出られるんじゃないかと思います。」
◆菅田俊氏氏(西山葉介役)
「ガッツさんはアイデアがたくさんありまして、それを聞きながら撮影をしています。撮影中は、人が通らないか、車が通らないか、人一倍よく見ていただいています。(ガッツ氏曰く「人より遠くが見えるから」)」
◆坂上二郎氏(医師・四谷役)
「友情出演といっても監督と仲がいい訳ではないんですが(笑)。ガッツさんが出馬するなら投票しようと思っていましたよ。」
◆原田大二郎氏(風呂屋の寛司役)
「蕨市あげての作品撮影です。お楽しみに!撮影のいろいろなところでガッツ伝説は生きています。」
◆清水美那さん(金山イチコ役)
「ガッツさんの娘という役柄なので、ほんわかさをだせたらなと思います。」
◆加藤隼平氏(安藤章太郎役)
「太鼓の撮影をはりきってやっています。」
◆野伏翔監督
「蕨には10年前に住んでいました。いまどき珍しい商店街が残っていて昨日も植木市があったりと祭りが多いんです。作品は商店街の活性化とガッツさんの恋愛との2重構造になっています。テーマは郷愁。いつか見た懐かしい町並みとおっかないオヤジたち、そういうものを象徴として作品を作っています。」
企画から半年で製作が決まったと言う本作は、最初の段階ではガッツ氏にはかかせない”笑い”の要素が全く入っていなかったという。監督は「本の中のおもしろい言葉は置いておいて、利益を考えず立ち上がるときには立ち上がる男の生き様を、こういうオヤジがいたという”伝説”として描きたかった。」と語り、それでもやはりずらりと並んだ名優各氏のアドリブに沸くというクリエイティブな楽しい現場だったということも忘れずつけくわたのだった。
その後撮、初夏の快晴の中、影現場が公開された勇壮な祭り太鼓のシーンでは、キャストと200名の蕨市民エキストラが息の合った祭りばやしの競演を繰り広げ、まるで本当の町で行われているお祭りのような光景が人情豊かな作品の盛り上がりを感じさせていた。
(Yuko Ozawa)