「マトリックス」3部作でトップスターの座を不動のものとしたキアヌ・リーブスがアクション大作に帰ってきた!今回彼が演じるのは人間の姿に偽装した天使や悪魔を見分けられる特殊能力をもつ男、ジョン・コンスタンティン。天国を地獄をまたに駆けて暗躍する闇のエージェント、コンスタンティンを主人公に描くアメリカン・コミックが原作となっており、その世界観とイメージの映像化には大きな期待がよせられているところだ。
 今回来日したのは、キアヌ・リーブスと監督のフランシス・ローレンス、ヒロイン役のレイチェル・ワイズも急遽参加するといううれしい飛び入りも。
 初来日のローレンス監督、レイチェルは築地や隅田川クルーズ、満開の桜もみれてすっかり日本を堪能できた様子。日本へは何度も来日しているはずのキアヌはちょっとすねて「そんなに色んなところ行ったの?僕も今度案内してほしいな。僕はいつも仕事で来てるからホテルから出ていないんだよ。」とあせった様子で答えた。
 今回、キアヌ、レイチェルといったトップスターを相手に初監督デビューを飾ったローレンス監督は、「素晴らしいキャスト、一流のスタッフと一緒に仕事ができてめったにできない体験をしました。プレッシャーは大きかったけれど、今は自分の作品に誇りを持っています。また、何よりジョン・コンスタンティンというキャラクターが大好きだからとっても嬉しいです。」と自信をもって作品を語った。キアヌも同じく「ジョン・コンスタンティンのキャラクターが大好きだし面白いと思った。ストーリーも素晴らしいし、スリラー、ホラー、アクション、コメディ、すべてのジャンルの要素がこの作品には含まれているところが面白いと思いました。」と出演を決めた理由を語った。
 また、『チェーン・リアクション』(96)以来のキアヌとの共演について、レイチェルは、「お互い気心が知れた仲なので撮影はリラックスできてよかった。また彼は『チェーン・リアクション』で共演した当時から「マトリックス」シリーズで今やトップスターになっているのに、久しぶりに会っても全然変わっていなくてとっても優しいんです。お互い少しは年を重ねてきているから、ちょっとは利口で賢くなっているかも(笑)」と感慨深げにコメントした。
 
※『コンスタンティン』は2005年4月16日、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

□作品紹介
『コンスタンティン』