カリスマ漫画家井上三太の最強伝説漫画「隣人13号」映画化の初日舞台挨拶が4月2日渋谷シネクイントで行われた。
ストーリは、かつていじめられっこだった村崎十三は,一見穏やかな青年に成長して,建築現場の仕事に就き、とあるボロアパートに引っ越してくる。だが、彼のカラダには凶暴な別人格“13号”が巣食っており、怒りの沸騰と共に顔を出す。そして少年時代の自分をいじめた赤井トールへ、10年越しの壮絶な復讐を仕掛けるのだった。しかし、その凶暴性は徐々にましていき、ようやく事の重大性に気づいた十三は、なんとか“13号”を抑えようとするが、もはや自分の力ではコントロールすることはできなくなっていた…

舞台挨拶には、井上靖雄監督、原作者の井上三太、主演の小栗旬の他、出演者の吉村由美、松本実、劇団ひとり、そしてエンディングテーマを歌う平川地一丁目が登場した。
小栗旬さんは「凄くパワーのある映画だと思います。映画に出れたことに、感謝しています。面白くないとパブリシティに出ないと言っていた原作者の井上三太さんが(舞台挨拶に)来てくれて感謝しています。」長編映画出演初めてとなった吉村由美さんは、「素敵な男性陣に囲まれて良い気分でした。(笑)皆がとても仲良しな現場で良かった。凄く好きな映画です。」死神役の松本実は、「吉村由美さんと共演できて嬉しかったが、監督に役作りで格好悪くしろといわれ、撮影中は(そういう人だと誤解されてたらしく)吉村由美さんに仲良くしてもらえなかった。(笑)」一瞬の登場なので気付かれないかもしれないと監督が心配した劇団ひとりは、「(“ロッテルダム映画祭で、劇団ひとりの場面で大爆笑だったと言われ”)ロッテルダムを意識していましたので、思惑通りにいきました。作品は今朝見たので、朝から見るのはちょっとヘビーだったけど、面白かったです。」とコメントした。
最後に監督からは「ヘビーな内容だが、とても深い映画になったと思う。出演者がみんな素晴らしい演技をしているので、そこに気を付けて観てほしい。原作の世界を忠実に再現できたので、楽しんでもらいたいです。」と作品の出来に自信を表した。

作品はシネクイント、シネ・リーブル池袋、吉祥寺バウスシアターにて絶賛公開中
以下全国順次公開
(T.S)
□作品紹介
『隣人13号』