リチャード・ギア、ジェニファー・ロペスなど名だたる俳優・女優が出演するハリウッド版『Shall we Dance?』のジャパンプレミアが、3月30日(水)新高輪プリンスホテルにて行われた。総費用1億円という今回のジャパンプレミアは、映画館並の設備を整え、舞台挨拶前にはプロのダンサーによるダンス披露があるなど、趣向を凝らしたプレミアとなった。
 
 舞台挨拶には、ピーター・チェルソム監督、リチャード・ギアさん、周防正行監督、草刈民代さんが登場。
 「オリジナル作品が素晴らしいだけに、競おうとは思わなかった。リメイク版は周防監督の作品を祝福する作品になっています」(チェルソム監督)、「周防さんも草刈さんも楽しめる作品になっていると思います。周防さんの作品は完璧で、僕らのはそうじゃない(笑)。競争心はないですが、ベストは尽くしました」(ギアさん)と謙虚に語る。一方、周防監督は「リメイク権を譲ったときはどんな作品になるか不安でしたが、作品を見て、オリジナルをとても尊重しているとわかって嬉しかったです」、草刈さんは「自分が演じた役をジェニファー・ロペスさんがやられていて、不思議な感じがしました。ハリウッド版は日本のものとはまた違っていて、とても楽しめました」(草刈さん)と語り、それぞれ互いの作品に敬意を表した。
 
 ちなみに、ギアさんはちょっとしたパフォーマンス好きのようで、花束贈呈ではまるで騎士のようにひざまずいて草刈さんへ花束を手渡し、舞台挨拶終了後には愛娘とその友人を壇上に上げ、「これが彼女たちの日本デビューです!」と笑顔。満員の大会場を終始わかせていた。
 
(yamamoto)

☆!『Shall we Dance?』は2005年4月23日、日劇3ほか全国東宝洋画系拡大ロードショー!

□作品紹介
『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』