子育てに奮闘するシングル・パパと、そんな彼を世界で一番愛する7歳の娘。そんな二人のかけがえのない絆が織り成す物語を、ケヴィン・スミス監督が温かなまなざしで描き出した『世界で一番パパが好き!』の、ちょっと変わった趣向の特別試写会が3月23日に開催された。
 静かな小雨がそぼ降る中、会場となった代官山のリストランテASOには特設チャペルが設けられ、上映に先立ちガッツ石松が登場し、映画やご自身の家族観等に関してのトークショーが行われた。「私は狩人だから、家にいる時は動かない」と、古くからの日本のお父さんらしい亭主関白ぶりを披露するガッツ石松だが、子供と話すときは子供の目線に立つことを忘れないよきパパである。そんなガッツの前に、純白のウェディング・ドレスに身を包んだ実娘・鈴木佑季が登場。女性ならば幼い頃一度は誓ったことがある、「大きくなったらパパのお嫁さんになる」という言葉そのままに、親子による結婚式とあいなったのだ。「女性らしくなったような気がしますね。嬉しいです。実際の結婚の予定は未だ無いですけど」と微笑む娘の姿に、照れながらも目を細める父。観客の立会いのもと、生涯の家族として愛し続けることを誓い合った後、フラワーシャワーを浴びながら互いに腕を組みバージンロードをすすんだのだった。
 なお、『世界で一番パパが好き!』は2005年3月26日より新みゆき座系他、全国ロードショー公開!
(殿井君人)

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世界で一番パパが好き!
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