『ライフ・アクアティック』ウェス・アンダーソン監督、来日会見
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』で、数々の映画賞を受賞し、世界中の映画ファンを虜にした、ウェス・アンダーソン監督が新作『ライフ・アクアティック』のプロモーションで初来日した。
本作は、『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞にノミネートされたビル・マーレイを始め、ハリウッドの豪華キャストが勢ぞろい、音楽も、ブラジル人歌手、セウ・ジョルジによるデビット・ボーイのポルトガル語でのカヴァーも話題になっている。
会見で、監督はキャスティングについて「『ライフ・アクアティック』の脚本を書いている段階から、ビル・マーレイの事を思って書いていました。前作『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』でのジーン・ハックマンの役もそうでしたが、これらの主人公ははっきり言って良い父親ではありません。家族を捨ててやりたいことをやっているわけですから。しかし彼らに共通する良い点は、2人ともとても熱心で、周りの人に影響を与える事が出来、冒険心に富み、子供のような心を持った人だという事です。
『ライフ・アクアティック』でのチーム・ズィスーはドキュメンタリーを制作する事でたくさんの人が必要になり、人が増えれば、時にはコンプレックスな歪んだ人間関係も出てきます。そのような擬似家族の関係はとてもおもしろいと思っています」とコメントした。
劇場公開は、5月、恵比寿ガーデンシネマにてロードショー公開されます。
(情報提供:ブエナビスタ )
□作品紹介
『ライフ・アクアティック』