ミス・マレーシアからサモ・ハン・キンポーに見出されアクション女優として初めてジャッキー・チェンに認められた女優ミシェル・ヨー。香港映画でデビューを飾り、最近では『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』『グリーン・ディスティニー』などハリウッドでも確固たる地位を築きグローバルな活躍が注目を集めている。最近では、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロブ・マーシャル監督による『SAYURI』の公開も控えている。そんな彼女が今回主演はもちろん、初のプロデュース業に挑戦した作品『レジェンド 三蔵法師の秘宝』の記者会見のため来日した。
 「この作品は主演だけでなくプロデューサーもつとめた、大変思い入れのある作品です。日本で公開できてとてもうれしいです。」とまずはご挨拶。この作品はミシェル自身のプロダクション「ミスィカル・フィルム」の旗揚げ第一作という記念すべき作品でもある。
 プロデューサー業の感想を聞かれると、「危機管理に長けている事が求められる仕事だと思いました。監督のピーター・パウは『グリーン・ディスティニー』で撮影監督をつとめていたのですが、終了後二人とも共通して思っていたのは、次はもう少し明るい映画を作りたいということ。あと中国の美しい自然を知ってほしいと思ったからです。北京、青島、シルクロードの入り口の敦厚など大がかりなロケに中国政府が全面的に協力してくれて助かりました。」とコメント。
 もちろんアクションシーンもみどころたっぷり。大変だったのは?「映画の中で一番盛り上がるチベットのシーンは、高度が高くてみんな高山病にかかってましたし、空気が薄い中でアクロバティックな動きを撮影しなければならなかったことですね。気温もすごく寒くて湖は凍っていました。あと、クライマックスの火に囲まれたなかでワイヤーアクションをするシーンでは、ワイヤーがからまってしまい、私がこれまで演じてきたなかでもっとも大きな事故を起こしてしまいました。でも心配しなくて大丈夫ですよ。」とニッコリ。バイタリティーあるミシェルから大きなエネルギーが放出されているのが感じられる。ふだんのトレーニングも、朝起きたら布団の中でストレッチ、歯を磨きながらスクワット、キックの練習・・・日常のすべての行動のなかに彼女のトレーニングがもう組み込まれているのだとか。
「よく運動する時間がなくて、というのをいう人がいるけれどそれば言い訳よ!(笑)」これには会場内の多くの人がギクッとされられた。さすがミシェル姐さん。見習いたいです。
 また、この作品のモチーフになっている三蔵法師のご遺骨が埼玉のお寺に納められていることをその場で初めて知らされたミシェルは大感激!「ご遺骨が日本にあることを今知って、すごくビックリしています。この企画が日本にきてひとつのサークルとして周縁できたような運命を感じています。」
(綿野)
 
☆『レジェンド 三蔵法師の秘宝』は4月16日より新宿トーア、銀座シネパトス、他にて全国順次公開!!