子供たちに、敷居の低い科学を。あの頃、少年だった—今の大人たちに、もう一度夢を。そんなふたつのテーマに共鳴した、出版、新聞、ネットワーク、劇場そしてDVDなど全く異なる業種をリードする企業が、それぞれの分野でそれぞれの特性を活かしたビジネスを展開するビッグ・プロジェクト“Uoo Project”の発表会が2月17日に都内ホテルで開催された。当日は、プロジェクトの発表会に加え、証言映像の吹替えを担当している俳優の黒部進、DVDでナレーターに初挑戦をする俳優の小倉優子、そして本プロジェクトに参加した冒険家・調査員の面々がゲストとして登場し、俳優桜井浩子の進行のもとパネルディスカッションを行った。

 “Uoo Project”その記念すべき第一弾は『未確認生物、UFOなどの不可思議現象』。は1960年代のUFOブームやネッシー騒動、1970年代後半のニューネッシー発見や口裂け女伝説、1989年の人面魚フィーバー等、10〜15年周期で訪れる「不可思議な生物」考察熱ムーブメントの新たな幕を開けるべく、「不可思議生物」の発見と科学的な徹底調査を旨とし、雑誌、新聞、ネットワーク、放送、DVDなど、企業各位がそれぞれの得意分野で特性を活かし、あの頃、ムーブメントに心を躍らせていた「少年」、今の青年たちに夢を分け与え、また「科学離れ」の進む現代の子供たちに「敷居の低い」科学を喧伝することを目的として活動して行く。第一弾ソフトには、アイルランドに棲む“湖の幽霊「プーカ」”、湖面を猛スピードで疾走する“ブリン湖の黒い影”、パプアニューギニアの“肉食凶暴獣「ミゴー」”、渋谷NHK上空を浮遊するUFO、東京湾上で分離する葉巻型UFOと小型UFOなど初公開となる貴重な映像が多数収録。さらに、証言者の吹替えとして前述の黒部進をはじめ初代ウルトラファン垂涎の俳優陣がつとめるなど、子供から大人まで広い層を魅了するソフトとなりそうだ。

 今回ボーナストラックでナレーションに初挑戦する小倉優子は、「妖精がいて欲しいです」と不思議少女ぶりを披露しつつ「ナレーションという仕事自体も初体験で、上手くできるかすごく緊張してますが、素敵なVTRをもっとよく伝えられるように頑張ります」と意欲を語り、また自身もアフリカ旅行など様々な冒険にチャレンジしているハヤタ隊員こと黒部進も「こういう作品が世に出ることで、子供たちが家でゲームばかりするのではなく、冒険をしたいとか探検をしたいとか創造性を駆り立ててるように浸透していけば、日本の将来を背負ってたつ個性的な子供たちがドンドン育っていくと思います」とシリーズをアピールした。
(殿井君人)

DVD『Uoo Projec』
発 売:株式会社ウルトラデジタルプロジェクト
販 売:ビクターエンタテインメント株式会社
価 格:未定
発売日:2005年6月24日(DUPJ-70)
収録内容(予定)
第Ⅰ章 幻獣/妖怪集
第Ⅱ章 日本の未確認生物
第Ⅲ章 世界の未確認生物たち
第Ⅳ章 特典映像
     ・小倉優子メイキング映像
     ・JAXA特別取材映像 他