『自殺マニュアル』で衝撃のデビューを飾った福谷修監督最新作『最後の晩餐』のワールドプレミア完成披露試写が10日、新橋・スペースFS汐留にて行われた。本作は日本・香港合作映画であり、また『呪怨』シリーズや『オールドボーイ』のノベライズを手掛けた作家・大石圭氏の6万部を超えるベストセラー『湘南人肉医』が原作。さらに主人公の天才美容整形外科医・小鳥田役には加藤雅也、ヒロインに元宝塚花組トップスター匠ひびき、原史奈、三輪ひとみ、前田綾花を迎えた話題作だ。3000通以上の応募があったという試写の会場には、福谷監督、大石氏、原さん、前田さんが舞台挨拶に駆けつけ、それぞれ作品について語った。
 
 「原作は格調ある作品なので、それを意識して映像化しました」と話したのは福谷監督。「原作を尊重しつつ、オリジナルな部分も入れました。ラストは原作と違うので、比較しても楽しんでいただけると思います」と述べた。
 「ドキドキして観ました」と話した原作者の大石さんは、福谷監督の言葉のように原作の違いを楽しんだ様子。「(主人公の外科医は)魅力的な殺人者を描こうと1日中考えて、作り出しました。それがキレイな映像で映画化してもらえて、そしてキレイな方々に演じてもらえてとてもありがたいと思っています」。

 そして舞台挨拶の最後には「最後の晩餐に何が食べたいですか?」との質問が飛び出した。それぞれ「わらびもち」(前田さん)、「お酒とおつまみ」(原さん、大石さん)と答える中、福谷監督からは「やっぱり人肉かな(笑)」と衝撃の回答が。「きっと皆さんもそう思っているはずですよ(笑)」と笑顔で続け、超満員の会場を盛り上げた。
 
(yamamoto)

☆『最後の晩餐』は2005年2月12日、渋谷UPLINK Xにてロードショー!
2005年3月12日、大阪シネ・ヌーヴォにてロードショー!

□作品紹介
『最後の晩餐』