1980年から1985年にかけてシリーズ第4弾まで放送された人気テレビシリーズ「影の不軍団」が、2003年『新・影の軍団』としてスクリーンで復活を遂げ、そしてついにシリーズ史上もっとも強力なオールキャストで贈る『新・影の軍団〜最終章〜』がついに公開となる。それを記念し、日本が誇るアクションスターであり、「影の軍団」シリーズで主役・服部半蔵を演じている千葉真一さんが、渋谷HMVにてトーク&サイン会を開催。ファンが大勢駆けつけた会場で、「新・影の軍団」撮影秘話やハリウッド映画に出演した際のエピソードなどを熱く語った。
 
 「TVシリーズから18年経っているのに、(劇場版が公開されるなど)非常にいい形で盛り上がっている。それも根強いファンの皆さんのおかげ」と話す千葉さんは、TVシリーズで強く残っているエピソードについては「忍者のすばやい動きを撮るには、ものすごく細かいカットを一日中撮らないといけなかった。今まで見たことのないシーンを撮ろうということになると、1日半前から準備をしたり。こういうには技術を持っている人じゃないとできないものなんですね。今はCGという便利なものがありますが、なるべくそういったものを使わず、自分たちで本当に肉体を使ってくださいと。(もちろん)僕もそうありたいと思っています」とアクションへのこだわりを見せた。
 また、本作には“服部半蔵死す!?”とファンをやきもきさせるキャッチコピーがついている。見所を聞かれると「半蔵が死ぬか?それとも死なないか?ネタバレをしちゃうと面白くないので(笑)。とにかくラストはいろいろミーティングしました。どんなラストかは劇場で確かめてください」と笑顔で語った。
 
 アメリカでは、『キル・ビルVol.1』に服部半蔵役で出演してから、「サニー千葉」ではなく「ハンゾー!」と声をかけられることが増えたと語った千葉さん。今は、“ニート”といった社会問題を取り入れた作品を準備中とのこと。「日本の映像文化を伝えるためにハリウッドへ渡った。これからも武士道、日本の魂を伝えていきたい」と熱く語る千葉さんの、映画への情熱はまだまだ燃え上がる一方のようだ。

(yamamoto)

☆『新・影の軍団〜最終章〜』は、2月5日よりテアトル池袋、
2月下旬よりテアトル梅田にてレイトショー公開!
※イベント開催日には、超プレミアムメイキングDVDをプレゼント!
(詳細はhttp://www.shinkagenogundan.tv/にて)

□作品紹介
『新・影の軍団 最終章』

『新・影の軍団 第参章〜地雷火〜』
『新・影の軍団 序章』