恋人同士のような美しい弟と姉が、理想の女性(アニマ)と理想の男性(アニムス)を探し求める究極の恋愛映画『アニムスアニマ』。本作の初日舞台挨拶が5日、渋谷シネ・ラ・セットで行われ、会場には斉藤玲子監督、キャストの忍成修吾さん、椎名英姫さん、阿久根裕子さん、目黒真希さんが登場した。
 
 本作の企画が立てられたのは2000年。劇場公開は約5年越しの夢が実現したことになる。斉藤監督は「本当に長い間かけて作って、こうやってお客さんの前に立つことをずっと夢に見てきました。今日は感無量というか、胸がいっぱいです」と公開初日を迎えられた喜びを語った。また、新しい恋愛映画を創り上げたことについて、「作品のテーマはをどこまで表現できたかわかりませんが、キャストやスタッフの皆さんのおかげでここまでこれました。とてもうれしく思います」と述べた。
 “世界一美しい姉弟”として弟トキオを演じた忍成さん、姉のスイ役の椎名さんは、「今までやってきた中でも、新たな世界観を見せてくれた作品。こうして初日を迎えられてうれしい」(忍成さん)、「誰の心にもある幸福や気持ちの形がちりばめられています。登場人物それぞれの心の中に共感して見てもらえれば」(椎名さん)と語った。
 また、映画の中で印象的なシーンを聞かれ「ワインを頭からぶっかけるシーンですね」と答えたのはトキオを盲愛する不思議少女ユリネを演じた阿久根さん。「白い衣装なので1回しかできないと言われて。ケンカのシーンも緊張感があって、気持ちをぶつけられた印象的な場面です」と語り、スイに想いを寄せるミキ役の目黒さんは「髪を切るシーンですね。耳元で“ジョキ”って音がしましたから(笑)」と笑顔で答えた。 
 舞台挨拶の最後には、ドラッグクイーン役のロメダ霧島さんが花束贈呈役として登場。ロメダさんのショー楽屋に来て、直談判で映画出演をお願いしたという斉藤監督の門出を祝った。

(yamamoto)

☆『アニムスアニマ』は渋谷シネ・ラ・セットで絶賛公開中!順次全国公開
渋谷シネ・ラ・セット上映中は、毎週金曜日の7:10の回にトークイベントが。毎回、豪華なゲストをお迎えする予定ですのでお楽しみに!
■2/11(金) 7:10の回(上映前)
<トークショー>
ゲスト:田中要次、上地雄輔(予定)、加藤仁志*以上「アニムス」イケメン男優陣&斉藤玲子監督
■2/14(月) 7:10の回(上映前)
<バレンタイン・スペシャル>
斉藤玲子監督vsロメダ霧島(出演者&本物のドラァグクイーン)トークショー&「手づくりアニムス・ガトーショコラ」を監督からプレゼント(先着40名様)

□作品紹介
『アニムスアニマ』