20世紀を代表する天才コメディ俳優“ピーター・セラーズ”の波乱万丈な半生を描いた『ライフ・イズ・コメディ 〜ピーター・セラーズの愛し方〜』の作品公開にあたり、ピーター・セラーズの大ファンというココリコの田中直樹さんが“ピーター・セラーズへのオマージュ”として、企画、主演するショートフィルム『Inspectoe Clouseau(クルーゾー警部)』の制作が決定し会見が行われた。
撮影は、『SF サムライ・フィクション』や『RED SHADOW赤影』で知られる中野裕之さんが監修、『ハナとオジサン』の芹沢泰久さんが監督を担当する。
このショートフィルムは、本編前に上映されるとのことだ。
田中さんは、「小学3,4年の頃テレビで“ピンクパンサーシリーズ”を観て以来のピーター・セラーズファン!」という。「子供の頃に初めて観た駄目な大人で、彼のドタバタが大好き。」で、『ピンクパンサーシリーズ』をはじめ、『博士の異常な愛情』、『チャンス』、『名探偵登場』など田中さんの口からは多くのピーター・セラーズ作品が次々と出てきた。
作品については「私生活の観れる映画で、衝撃的で生々しかった。」とコメント。一方で、「ピーターの素の姿がわからないところが好きな要素だが、この映画を観てもやはりわからないところが良かった。」とも語っていた。
企画、主演するショートフィルムについては、「ドタバタやドジがベースなクルーゾーを日本版若いクルーゾーとして再現した。そこに、ピンクパンサーの形を壊さないように(田中さんの)要素を入れている。」そうだ。
また、「ピーター・セラーズのしつこさが好きなので、1つのスチュエーションでいくつボケんねん!というくらいしつこさにこだわった。」そうだ。また、パロディも含まれているという。
会見中には、クルーゾー警部に扮した田中さんの写真も披露された。
 「本編を観て、観たくなかったと思うのでは…と不安があったが、実際観たらマイナスの要素もプラスに見えた。そのくらいピーターが大好き!」という田中さん。ピーター・セラーズが演じた一番好きなキャラクターについて聞かれ「クルーザーかチャンス…でもやはりクルーザー。」と頭を抱えて悩んでいた。これほどまでにピーター・セラーズを愛している田中さんだからこそ、“日本版クルーゾー”は適役だと感じた。

(上坂 沙耶花)

☆『ライフ・イズ・コメディ 〜ピーター・セラーズの愛し方〜』は、1月29日(土)日比谷シャンテシネ、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズにてロードショー!

■作品紹介
ライフイズコメディ!ピーター・セラーズの愛し方