日本映画史史上35年ぶりの元日公開。そしてあの『少林サッカー』で世界中を沸かせたチャウ・シンチーが、監督・脚本・主演・製作の四役をこなしていることでも話題を呼んでいる“ありえねー!”映画『カンフーハッスル』。日本では全国344スクリーンにて公開中で、現在までの興行収入は29.6億円。前作『少林サッカー』と比較して114%という事態を巻き起こしている。さらに香港、台湾、中国などアジア各国で新記録を打ち立てており、今最も勢いのある映画だ。公開から一週間経った本日、「日本での大ヒットに感謝して、皆さんにご挨拶したい!」とのチャウ・シンチーの意向で急遽来日が決定。立ち見が出るほどの盛況ぶりを見せている丸の内ルーブルにて、上映後に舞台挨拶を行った。

 爽やかな笑顔と共に、白Tシャツにジャケット、ジーンズにスニーカーという いでたちで現れたチャウ・シンチー。鑑賞後の興奮冷めやらぬ観客たちからの大きな拍手と声援に応え、手を振ったりカンフーのポーズをとったりとかなりご機嫌な様子。実は今回の来日は御礼を言いたいためだけではなかったのだと明かし、「『カンフーハッスル』の続編の製作が決定しました!ストーリーは現在構造中です」と発表!日本を舞台にすることも考えているそうで、「日本の武術をぜひ取り入れたい。日本の俳優さんの出演?どの花を摘もうかという感じです。美しい女優さんにも出演頂けたらいいですね。カンフーができる女優さんを紹介して下さい(笑)」と、いつにも増して明るい表情を見せながらコメントした。
 『カンフーハッスル』続編は、2005年内クランク・イン、2006年公開が目標とのこと。今度はどんな技で笑い泣かせてくれるのか、期待は高まるばかり!最後にチャウからのメッセージを。「今日は観に来て頂いてありがとうございました。今夜テレビで『少林サッカー』が放送されるそうですね。それを観て、また『カンフーハッスル』を観に来てください!」

 劇場から出ると、次回のお客さんが階段下まで長蛇の列を作っていて驚いた。すでに観た方は、この面白さをどんどん惜しみなく周囲に広めてしまってください!どんな「ありえねー!」映画なのか?気になる貴方はぜひ劇場へ!
(村松美和)

■『カンフーハッスル』は、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開中!

□作品紹介
『カンフーハッスル』