今、もっとも旬な人達が贈る話題作『インストール』の初日舞台挨拶が、渋谷のアミューズCQNで行われた。本作は『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞した綿矢りさの衝撃のデビュー作、待望の映画化である。

 ゲストとして登場したのは、主人公の朝子を演じる、若手ナンバーワン女優の上戸彩さん、小学生かずよし役を演じる“天才子役”神木隆之介君、そして、テレビ界に数々の伝説を残し、本作が映画初監督となる片岡Kさんの3人である。登場すると、「彩ちゃ〜ん」や「隆君!」といった大歓声!

 まず、映画『インストール』について、上戸さんは「難しい役だったけど、とてもいい作品ができました。」 神木君は「台本に難しい漢字があって大変だった。この映画を見て何か感じてほしいです。」 片岡監督は「今日は男の人が多いですけど、女の人が共感できる作品です。」
 舞台挨拶に駆けつけるために、徹夜で並んだファンもいたそうだが、実は片岡監督も、今朝、どのくらいお客さんが並んでいるかを見に来たそう。

 そして、もうすぐ2005年ということもあり、来年の抱負について、上戸さんは「たくさん笑いたいです!」 神木くんは「今までどうり頑張りたいです。」 片岡監督は「普通でいいじゃん。普通が一番大切。」と語った。

 その後、大きなケーキが入場し、上戸さんが、神木君、監督に楽しくケーキを食べさせている姿を見ると、3人の仲がとても良く、撮影が順調であったことを感じた。また、今日が12月25日ということもあり、上戸さんが「メリークリスス!!」と言うと、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

 上戸さん、神木君は、テレビで見ている印象と同じく、気さくで、とても笑顔が可愛く、ファンの大声援にも、手を振ったり、笑顔を振りまいていた。
片岡監督は、『文学ト云フ事』や『いとしの未来ちゃん』など、テレビ界に伝説を作り続けた方で、どのような印象か、とても気になっていたが「マスコミ、ファンは大事だから」と、とても気さくにマスコミからの要求、ファンサービスに応えていた。この世界で“カリスマ”と呼ばれる所以を垣間見た気がした。

 そして、舞台挨拶は終了。退場の時も、入場に負けないくらいの大声援!そして、その声援が止まないまま、舞台挨拶は幕を閉じた。

 外に出ると、すでに次回の上映待ちの沢山のお客さんが列を作っていた。始まりから終わりまで、まさに『大盛況』である!そして、今もっとも『旬』な3人の今後の活躍にも大注目である!
(籠宮誠)

※『インストール』は12月25日よりアミューズCQN、シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー!

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