1997年に発表されるや話題騒然!64万部もの売上を記録、発表直後から数多くの映画人が名乗りをあげながらも、その衝撃的な内容ゆえ映画化不可能といわれた高村薫の『レディ・ジョーカー』。日活が撮影所創立50周年を記念し、石原プロの特別協力の下、総力を挙げて挑むこの冬最大の話題作が遂に本日、初日を迎えた。
登壇者は渡哲也さん、徳重聡さん、加藤晴彦さん、吹越満さん、斉藤千晃さん、そして監督の平山秀幸さん。

平山監督:「原作がとても長い作品なので、どこを取ってどこを切ろうか迷いました。でも、あまり難しく考えずにやりましたね。俳優の芝居をちゃんと観て頂けたらと思います。」

徳重:「僕にとっては映画デビュー作だし、精一杯やったので皆に観て貰えて感激です。」

斉藤:「演技中は何も考えずにやっていました。共演した渡さんは、私がもっと早く生まれていたら結婚したい!と思うくらい素敵な方でした。」

吹越:「登場人物の誰に感情移入するかによって、観た方一人一人感じ方が違うと思います。毎回違う役に感情移入しながら見るのも楽しみ方の一つかなと。」

加藤:「最初、原作読んで本当に難しくて。幼い頃から大ファンだった渡さんとのシーンはかなり緊張しましたが、30才手前にしていい仕事をさせて頂いた、と心から思っています。」

渡:「高村さんの素晴らしい原作をどう映画化できるかと皆で考えながら熱い想いで作ってきました。1カット1カット監督のご指導で私は演じていただけです。平山監督でなければこの映画はやり通す事が出来なかったと改めて実感しています。徳重は私がデビューした時と比べたら非常に上手くやっていて素晴らしいですね。(笑)私はいつもこの言葉を言っているのですが、本作を“良い”と思ったら皆に広めて、“あまり良くない”と思ったらどうか内密に!(笑)」

こうしてシリアスな作品とはうって変わって和やかな舞台挨拶は幕を閉じた。
※『レディ・ジョーカー』は2004年12月11日、全国東映系ロードショー
(菅野奈緒美)
■作品紹介
レディ・ジョーカー