本作『僕の彼女を紹介します』は、韓国で大ヒットを記録し、日本でも大きな話題を呼んだ『猟奇的な彼女』主演チョン・ジヒョンと監督クァク・ジェヨンが再びコンビを組んだ話題作。気が強くて思い込みが激しい婦人警官(チョン・ジヒョン)と、優しくお人好しの女子高校教師(チャン・ヒョク)との恋愛を、ユーモアを交えながら切なくキュートに描いており、試写会で多くの人々の涙を誘う、感涙率83%の感動的な物語になっている。
 本日はそんな『僕カノ』こと、『僕の彼女を紹介します』の来日記者会見が六本木グランドハイアット東京にて、クァク・ジェヨン監督、主演のチョン・ジヒョンさん、そして製作のチョン・フンタクさんを招いて行われた。

Q.『僕カノ』は、チョン・ジヒョンさんとクァク・ジェヨン監督が再びコンビを組んだ話題作という事で、観客は皆前作『猟奇的〜』を意識していると思うがそれについては?
監督:「チョン・ジヒョンさんとは前作『猟奇的〜』で御一緒しましたが、前作でジヒョンさんの見せることの出来なかった面をぜひ見せたいと思い、今作に反映させました。だからとても完成度は高いと思います。」

Q.ヨ・ギョンジン(役)とジヒョンさん自身は似ている点はあるか?
ジヒョン:「私が今まで演じていたキャラクターの中で、自分にはないという部分はないです。どの役でもどこかしら自分と似ている部分はあるので。ギョンジン役も、私の中で似ている部分をそのまま投影したのです。」

Q.今回X JAPANの曲が劇中で使われているが、ジヒョンさん自身は日本の音楽に興味は?
ジヒョン:「日本の音楽はとても好きで、X JAPANは韓国でもすごく有名です。日本の音楽使うには様々な規制があるけど今回は良かったと思います。監督はXの曲を聴きながらシナリオを書いていたようですし。私もますます大好きになりました。」

Q.ハリウッドシステム使ってのアクションシーンなどあるがどうでしたか?
フンタク:「ハリウッドシステムまではいかないけど、皆と話し合いながらとにかくアジア映画作りたいと。そして次の映画が更に発展するようにという思いで作ったのが本作『僕カノ』です。」

主演のチョ・ジヒョンさんは猟奇的な素振りは見せず(笑)終始あのかわいい笑顔で会見を行っていたが、「もし女優をやっていなかったら?」という質問に対し、「1歳1歳年を重ねるごとに責任感というものが大きくなっていくのを感じます。普段はまだ学生で、自分が女優という事を忘れそうになったりするけど今回『僕カノ』のプロモーションで日本へ行くと言う事で、あっ、私は女優なのだ!と改めて思ったりもして。私は今自分が歩んでいる道を愛しています。だからこの道で成熟していきたいですね。」そう語った彼女には柔らかさの中に彼女本来の強さが見えた。

本作は、韓国映画史上初、韓国、香港、中国本土での同時公開を実現させ、『デイ・アフター・トゥモロー』『トロイ』を抑えてオープニングウィークエンド1位を記録した待望の最強ラブストーリー。この冬遂に日本で2004年12月11日より、丸の内プラゼール他にて全国公開!
(菅野奈緒美)

■作品紹介
僕の彼女を紹介します