井上三太の最強伝説コミックがついに映画化!!
世界を震撼させる、ネオ・サイコ・サスペンス・ムービーの生誕!!
ストリート・センスに貫かれたエッジな作風で若者を中心に数多くの信者を持つカリスマ漫画家、井上三太が、‘93〜‘96年に発表した『隣人13号』。今まで、諍々たる映画監督からのオファーを全て断ってきた三太氏が始めてOKを出したのは、なんと映画経験ナシ。しかし、RIZEやLOVE PSYCHEDELICOなどのPVを手掛け、アーティストが選ぶ“撮ってもらいたい日本のミュージック・クリップ監督”ベスト5にランクインした俊英、井上靖雄。井上三太は、彼の卓越したビジュアル・センスに惚れこんだのだ。
そして、キャストは小栗旬が主人公・村崎十三を、中村獅堂は十三の別人格凶暴な殺人鬼13号をW主演として驚異の“二人一役”で二重人格の主人公を演じている。
 本日は、この『隣人13号』完成披露試写会&舞台挨拶に、ゲストの小栗旬、中村獅童、新井浩文(十三&13号敵:赤井トール役)、PUFFYの吉村由美(赤井トールの妻で、一児の母:赤井のぞみ役)、井上靖雄監督、井上三太(原作者)が舞台へ登壇した。その時のコメントを紹介しよう。

小栗:「基本的に二人で一役を演じるという事でしたが、僕は苛められて気持ちが爆発しそうな時に獅童さんに変わってしまうので、なんか不完全燃焼で終わるというか(笑)。それはそれで楽しかったですけど。」

獅童:「もうっ、好感度が下がっちゃう!撮影中、子役の子には本気で泣かれるし…なんか、撮影後に一人で車に乗ってるといや〜な気持ちになってくるんですよね。特殊メイクには自分でもビックリですよ!もうこの作品の事は思い出したくないっ!僕は『いま、会いにゆきます』の方が大事ですから!ま、嘘ですけどね(笑)」

新井:「一番の思い出は初日に本物の暴走族の皆さんを呼んで撮影した事です。もう、びっくりですよ!でも、家庭のシーンでは比較的、和気あいあいとやってました。」

吉村:「私は本作が映画初出演なので足を引っ張らないように頑張りました。でも、演技はあまりしてなかったですね。“素”じゃん!みたいな。撮影現場では男ばかりだったので、チヤホヤされて気分が良かったです。(笑)。」

井上三太:「この監督なら大丈夫だと思いました。良い意味で変態なので。(笑)二重人格の役もWキャストはどうかな?と気にしていたが面白く出来上がっていたので良かった!」

井上監督:「助かったのは皆が変態だったという事です。三太さん含め!普通じゃないストーリーなので。旬君は、一人で耐える役なので徹していましたが、獅童君たちは“地”でやっていました!」

この『隣人13号』はマジでやばすぎる!!
我々誰もが持つ、裏側に秘められた暗黒面を垣間見るような感覚に襲われる。そういった人間の真実を示唆する彼らの“二人一役”が、本作最大の見どころと言えるだろう。
(菅野奈緒美)

『隣人13号』は、R−15指定で2005年春、シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国公開!!!
■作品紹介
隣人13号