今年もすでに11月半ば。だんだんと冬を感じるようになり、街ではイルミネーションがキラキラとし始めました。そして12日、トム・ハンクスとロバート・ゼメキス監督が贈るフルCGアニメ『ポーラー・エクスプレス』ジャパン・プレミアが開かれた六本木ヒルズに、雪が降りました。

アリーナにはレッド・カーペットならぬホワイト・カーペットが敷かれ、応募総数約2万5千人の中から見事当選した450人の一般招待客がサンタの帽子をかぶり(これ、映画の中でもちょっとしたポイントとなるアイテムなんです)、トムとゼメキス監督を大きな歓声で迎え入れた。手を挙げながら笑顔で純白の道を歩くトムは、時折足をとめてファンの握手やサインを求める声に応じるサービスも。壇上にあがり、「クリスマスが来ると世界中同じ気持ちになるよね」(トム)、「この映画は、とても心動かされるストーリー。感動、アクション、ユーモアが詰まっています」(監督)とそれぞれ挨拶。大きなポーラー・エクスプレスのチケットにサインした際、トムはポケットに入れようとする真似をして「なんだか大きくて入らないんだけど?」とおどけた表情を見せ、会場を大いに盛り上がらせた。その後、場内が暗転し、いよいよツリーのライトオン!!ひらひらと舞う雪、汽笛の音、定番のクリスマスソング、煌くツリー、まるで一足早くクリスマスが訪れたかのように賑わった。

本作は、クリスマスイヴに少年が<急行北極号ポーラー・エクスプレス>に乗って北極点を目指し、夢いっぱいの冒険の中で様々なことを学んでいくというストーリー。監督がこだわった油絵のような絵の質感、最先端技術“パフォーマンス・キャプチャー”によって実現したリアルな表情や動き、そして壮大な世界を舞台に繰り広げられる愉快でハラハラドキドキの展開。ぜひ、劇場の大スクリーンでお楽しみください。
(村松美和)

■11月27日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開、日本語吹替版も同時公開

□作品紹介
ポーラー・エクスプレス