物語の核となる5人の少女たちには、第一回「Net-TV」オーディショングランプリに輝く井村空美をはじめ、神崎詩織、亜沙里、川崎真央、大久保綾乃と、TV、グラビア、写真集と幅広く活躍し、大いなる可能性を秘めたフレッシュな美少女たちをキャスティング。また『青い春』『ナイン・ソウルズ』のメイキングディレクターを務めた注目の新鋭・川野浩司が、少女たちの繊細な心の揺れを見事に描ききっている。
その他、撮影に鍋島淳裕(『イズ・エー』)、照明・三上日出志(『スパイ・ゾルゲ』)、効果・柴崎憲治(『着信アリ』)と一流スタッフが集結。独自の映像世界を創り出しているのも見どころの一つである。
本日『殺人ネット』の舞台挨拶が本作上映終了後に渋谷シネ・ラ・セットで行われ、井村空美さん(女子高生:藍役)、神崎詩織さん(女子高生:千春役)、川野浩司監督が登壇した。

川野監督「今まで沢山作品は作って来ましたが、今日は無事初回が終われて良かったです。」
「今回、基本的には青春映画がやりたくて作っていたらそれがたまたまホラーになったのです。でも、ただのホラーではなくきちんと人間を描いて中身のあるホラーに仕上がるようにしました。」「キャスティングについてはオーディションで決定したのですが、五人ともすぐに決まりました。良い子が集まってくれて本当に良かったです。」と表情も柔らかだ。

すぐに監督の目に留まったという井村さんと神崎さんはこう語る。
井村「自分が初出演の映画なので今すごく緊張しています。昨日も寝る前どうしよう、明日誰もいなかったらと思って心配だったんですが、初日の朝から来て頂き有難うございました。」「神崎さん演じる千春と争うシーンがあったんですが、どうやって千春に自分の感情を爆発させたら良いか?などを監督と話し合いながらやっていました。でも、本番で思わず本気で神崎さんを突き飛ばしてしまい、やってしまった瞬間“あっ!”っと思い、ヒヤヒヤしました。」

神崎「本作を作るに当たり、周りの方やスタッフの方達に助けられ、アドバイスも貰えて頑張れたと思います。殴るシーンもどうやれば良いか分からなかったので難しかったですけどね。井村さんが自分を突き飛ばしたシーンはとてもすごかったです。笑)」とそれぞれに答えた。

新世代の才能が、新しくもせつない恐怖を生み出した…『殺人ネット』は、11月6日から渋谷シネ・ラ・セットにてモーニングショー
(菅野奈緒美)