いよいよ明日から封切られるパク・チャヌク監督作『オールド・ボーイ』。今年のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞で話題を呼び、またカリスマ漫画原作者・狩撫 麻礼(かりぶまれい)の変名・土屋ガロンによる日本の同名漫画が元になっていること、さらに韓国映画界きってのスタッフ・キャストによる渾身の一作ということで注目を集めている。
 「おまえは誰だ!?」
 「なぜ俺を15年監禁した!?」
突然の誘拐、15年に及ぶ監禁、そしてまた突然の開放。どうして自分がそんな目に遭わなければいけなかったのか…その“理由”を求め、復讐に燃える男オ・デス役の名優チェ・ミンシクと、オ・デスと複雑に絡んでいくウジンという難しい役どころを見事に演じきったユ・ジテを招き、新宿東急にて舞台挨拶付き前夜祭が催された。

 「こんばんは。チェ・ミンシクです」と日本語での挨拶にファンは大拍手で応え、ユ・ジテが2年前『春の日は過ぎゆく』のプロモーション来日の際「帰るのがなんだか嫌になってしまって」と6ヶ月の短期留学をしたエピソードを語るなど、とても和やかな雰囲気の場内。そこへいきなり、着物姿の青木さやかが乱入。あの笑顔を振りまきつつ「アニョハセヨ〜!」と二人の間に割って入り、MCを買ってでた。実は青木、ヨン様やウォンビン、チャン・ドンゴンなど今をときめく韓国俳優たちとの対面が未遂に終わっているそうで、今回やっと念願叶って登壇が許されたのだとか。青木は興奮のあまり「彼女は居ますか!?」と映画とは無関係な質問を投げかけ、チェ・ミンシクには「残念、バイバイ」と苦笑いされ、ユ・ジテには「いないけど…」と一歩後ずさりされてしまうという引かれよう。そんな様子にお客さんは大ウケで、舞台挨拶は盛り上がりを見せた。
 「我々が語ろうとしているメッセージを、多くの人に感じてほしい。これからもいい作品に出て、皆さんとお会いしたい」(チェ・ミンシク)、「どの国の方がみても楽しめる映画。日本の映画を韓国で、韓国の映画を日本で公開するという文化交流を続けていければいいと思う」(ユ・ジテ)とそれぞれコメントを残し会場を後にした。

 笑、哀、恐、そして愛が詰まった、一瞬たりとて観客を退屈させないスピード感溢れる展開の『オールド・ボーイ』。ぜひこの深みのある面白さを体感していただきたい。
(村松美和)

■『オールド・ボーイ』は、明日11月6日よりシネマスクエアとうきゅう、有楽町スバル銀座ほか全国拡大ロードショー!
□作品紹介
『オールド・ボーイ』