日本未公開の韓国映画5作品を一挙に上映する「コリアン・シネマ・ウィーク2004」、すでに韓流ブームで、うち3作品は今後、一般公開されることもきまっているが、チャン・ヒョンイク監督の『星』は、今回限りの上映となっている、上映後には、チャン・ヒョンイク監督ティーチインも行われた。

Q.主人公が一人で焼肉を食べているシーンがありますが、韓国では一人で焼く肉を食べるという習慣がないと思うのですが、そのシーンは主人公の孤独をあらわしているのでしょうか?
「いえ、友人と食べているのですが、写っていないだけです(笑)」

Q.ラストシーンで医者が子どもと一緒に写っている写真が見えるのですが、主人公との関係があるのでしょうか?
「時折真実ならいいのになぁと感じるとき、または、真実ではないほうがいいのにと感じるときがありますが、この作品の脚本を執筆しているときに、だんだん深く考えるようになったのですが、最終的には関係は無いのですが、星だけが、二組の関係を取り持ってほしいなぁという気持ちが込められています。」

Q.ラストに主人公が誰が治療しれたのか?という問いに主人公はなぜ“星”と答えたのですか?医者とは言わなかった理由は?
「(笑)私の生い立ちに関係があるのですが、ラストシーンいろいろ考えたのですが、主人公の子どもの頃に“星”への思いがあり、“星”への気持ちから素朴に答えただけです。」

Q.監督は何の星座が好きですか?
「私はさそり座ですが、“星”をみても、まぁ輝いているなぁとしか感じません(笑)」

チャン・ヒョンイク監督は、ちょっとロマンチックな思いをもっている人のようで、とてもトークは面白い内容でした、次回作に期待したいです。
(YAS)

□作品紹介