よしもとよしともの傑作コミック、ついに映画化!『青い車』
関東に台風が接近中、新橋のスペースFS汐留で『青い車』完成披露特別試写会&舞台挨拶が行われた。原作は4コママンガでデビューし、それ以降、発表した短篇で、成熟しない、若者の青春を、巧みに描き、20代を中心に高い人気と支持を受ける“よしもとよしとも”。
この『青い車』は“僕らのリアル”を乾いたタッチで描いた2000年代を生きる僕らのラブストーリー決定版といえるような作品だ。
本日、会場は満席で立見禁止だった為、帰らざるを得ない人も続出するほど大盛況。そんな中、ゲストとして奥原浩志監督(『タイムレスメロディ』『波』)、ARATAさん、麻生久美子さん、曽我部恵一さん(音楽担当)が登壇し、舞台挨拶が行われた。
奥原監督「今日が一般公開初日なのでとても感激。」と笑顔で語ったが、次にARATAさん「本当に今日は…。…。…。えっと…、苦笑)さ、作品的には楽しむ作品ではないと思うんですが心に残るものがいっぱいあるので見終わって家に持って帰ってもらい色々感じて頂けたらいいな、と思います。」と緊張?した面持ちでコメントをしたかと思えば、麻生さんもマイクを渡された瞬間「えー、あ、あのう…。えっと…、」とARATAさんと顔を見合わせて恥ずかしそうにはにかんでいた。そして、司会者の襟川クロさんが「えー、移りましたかぁ!伝染していってますね!笑」と言うと会場にどっと笑いが起こった。
それで緊張がほぐれたのか麻生さん「今日は初めて皆さんに見て頂けるという事で怖いような、嬉しいような、とても緊張してます。でもどのような感想持ってもらえるかすごいワクワクしますよね!」とコメント。
すると横から監督が「麻生さん今日は素敵な服ですね!」とチームワークばっちりな発言をし、また会場を沸かせた。そう、本日の麻生さんの衣装は目が覚めるような青のワンピース。麻生さん曰く「映画『青い車』にちなんで」なんだそう。そして全編映画音楽担当の曽我部さん「え〜…、ま、ここで私が二人のように言ったところで絵にならないので笑」と再度笑わせた後「自分がこんなとこに立つなんて思わなかった。自分の別の一面も出せて気持ちよかったです。(映画に少しだけ顔出ししている)」と発言した。
そしてラスト、「本日登壇できなかった宮崎あおいさんのコメントが届いてます。」あおいさんからは「『青い車』は私も大好きな作品なので皆さんに楽しんで頂きたい。奥原監督、ARATAさん、麻生さん私も遠くから見守っています!」と言う事です、と襟川さんが読み上げた。
監督含め出演者の方達、観客共終止笑いの絶えない和やかな舞台挨拶は大盛況の中、『青い車』作品上映に移っていった。
(菅野奈緒美)
■『青い車』は、11月中旬より渋谷シネ・アミューズにてロードショー、全国順次公開
□作品紹介
『青い車』