数々の記録を打ちたて話題を振りまいたあの「インファナルアフェア」から2年。続編の三部作第二章がついに幕をあける!時は1991年。前作から11年前にさかのぼり潜入捜査官に任命されるヤンと、逆にマフィアから警察に送り込まれるラウに焦点を絞って、過去がじっくりと描かれている。

2004.9/8(水)まだきびしい残暑が続く中、「インファナルアフェア無間序曲」ジャパンプレミア試写会に集まったマスコミと観客で会場はより一層熱気を帯びていた。そして主演三人の登場でさらに会場はヒートアップしたまま司会者との質疑応答に入った。

司会「来日して日本の印象と、この映画の見所は?」
ショーン「ヨロシクオネガイシマス(まず日本語で挨拶。お客さんを喜ばしていた)日本にはまた来れて嬉しい。この映画は本国では珍しくて数々の記録も作った。この作品に参加出来て光栄。監督もそうだけど、スタッフみんなで力を合わせて作ったから日本でも成功するように祈る。」
アンソニー「日本は食べ物がうまい!女性も美しいし洋服もオシャレだし大好き。いっぱい買おうと思う(笑)。日本大好き。映画は最初から最後まで見どころたくさん。ぜひ応援してやって下さい。」
エディソン「五ヶ月前に初来日した。(日本が)気に入ってそれから毎月来ている。映画の方は第一章もおもしろいがこれ(第二章)が一番おもしろい。」

この時、特別ゲストのNHK「イタリア語講座」でお馴染み加藤ローサさんが登場。花束贈呈の後、トークに参加した。
加藤「作品の方ですが背景がしっかり描かれていてとても主人公たちに感情移入できました。」と語り出演者たちに質問を投げかけた。「ショーンさんは猫好きと聞いたが自分も好き。名前は?」
ショーン「ネコ大好き!ショートヘアの猫二匹家で飼っている。」と目を輝かせて話していたのは印象的だった。
加藤「アンソニーさんは今までされた役で理解できない役は?衝撃な役とか」
アンソニー「ちょうど昨夜プレミア上映された映画。良い質問で素晴らしいタイミングだ。何をやったのかサッパリわからない。」と答えると会場が笑い声に包まれる。
加藤「エディソンさんは日本での買い物はどこで?」
エディソン「原宿、渋谷。代官山。」と日本が本当に大好きなんだ、と思わせる発言でお客さんたちを喜ばしていた。

司会「今回の役はいかがでしたか?」
ショーン「この役(ヤン)が回って来た時プレッシャーを感じた。脚本見て複雑な役で職業的にも難しいし、内心でも葛藤がある人物だから」
エディソン「以前プロモーションで来日した時は自分の演技に満足出来てなかった。でも今回は満足してる」

司会「ハリウッドでブラピがリメイク権を獲得し益々注目されていて、(みなさんや映画の)クオリティの高さや演技などが評価されていますがそのことについてどう思いますか?」
ショーン「複雑で何と言ったら…。リメイクで買ってくれたという事はとても気に入ってくれたという事。自分は新人のうちからラッキーだ。」
エディソン「出演者も嬉しいし、監督も嬉しがる!でも、香港の(オリジナル)方がおもしろいと思うよ。」と自信に満ちた表情で語った。

そして囲み取材の時、司会者が「では最後にTVの前のみなさんに一言!」と言うとアンソニーは「まもなく映画始まるからきちんと着席してください」とマスコミ陣を笑わせた。ショーンは「みんなに言いたい事全部言われちゃったけど第二章っていうのは第一章と比べて、見ごたえ無いっていう定説があるけれどその定説をきっと打ち破って見せるからぜひ見てみてください」エディソンは「日本に私のファンがいるかわからないけどぜひ見に来て楽しんでください」とそれぞれ熱く、この映画への意気込みを強く語った。

そして最後エディソン、ショーン、アンソニー声を揃え日本語で「ゼヒミテクダサイ」と言って和やかに会見は幕を閉じた。
(菅野奈緒美)

■『インファナルアフェア無間序曲』は、2004年9月18日よりシネマスクエアとうきゅう他にて全国拡大ロードショー!

□作品紹介 『インファナル・アフェア 無間序曲』