人気漫画家・矢沢あいの大ヒットコミック「下弦の月」。その待望の映画化が、ミュージックビデオ界において“ビジュアルモンスター”と呼ばれる二階健監督によってついに実現し、2日、原作さながらの雰囲気を漂わせる都内某所のミステリアスな洋館にて完成披露会見が開かれた。

登壇したのは、監督、望月美月役の栗山千明さん、安西知己役の成宮寛貴さん、アダム役のラルク・アン・シエル HYDEさん、白石蛍役の黒川智花さん、三浦正輝役の落合扶樹さんの5名。
監督:「原作を読んですぐに映画化の話をあげた。とても完成度が高いが、本は音が聴こえてこない。HYDEくんの音楽がイメージに合うと思った。登場人物の年齢層をあげることを考えて脚本を書いた」
栗山さん:「人がたくさん死ぬ映画にばかり出てきた私ですが(笑)、ステキな作品に出られて嬉しいです。成宮くんとのシーンでは楽しく、HYDEさんとのシーンではいい緊迫感をもって演じられました」
成宮さん:「運命を信じるということを夢見てもらえたらと思います。恋人役ということで、撮影中は栗山さんを好きでした!大人っぽい面と可愛らしい面と、二面性のある人です」
HYDEさん:「美しい作品です。映画によって想像の映像がリアルになり、音楽の説得力が増すことは素敵だと思います」
黒川さん:「初めての映画出演でした。ロマンチックで、映像がとてもきれいです」
落合さん:「大ファンのHYDEさんに会えたことと、ロンドンに行けたことが嬉しかったです」

極寒の中の撮影が多かったそうで、皆さんとても苦労したと語っていた。栗山さんは、今後は普通の恋する女の子の役やドラキュラの役(!)を演じてみたいとのこと。「美月に共感できるところは“最後の選択”」とますます映画への関心を煽る発言も。演技、ストーリー、音楽、映像、全てが気になるこの作品。期待を膨らませながら、今しばらく公開をお待ちください。
(村松美和)

■『下弦の月 ラストクォーター』は、10月シネ・リーブル池袋 他にて全国ロードショー!

□作品紹介 『下弦の月〜ラスト・クォーター』