影と色彩の魔術師と呼ばれるアメコミ界の巨匠マイク・ミニョーラ原作「ヘルボーイ」を、『ミミック』『デビルズ・バックボーン』『ブレイド2』のギレルモ・デル・トモ監督が映画化!魔界が生んだカリスマ救世主ヘルボーイが、念力発火能力をもつ女性リズ・シャーマンや予知能力を有する半魚人サピエンらと共に、人類滅亡を企てる巨大な悪に立ち向かう、驚愕の最先端VFXアドベンチャー超大作が誕生した。

自らの風貌にコンプレックスをもつ心優しきヘルボーイを演じたロン・パールマンさんと、そのヘルボーイが恋をするリズを演じたセルマ・ブレアさんが来日し、2日、新宿パークハイアット東京にて会見を開いた。
監督が「ぜひロン・パールマンにやってほしい」と強く希望したということに対し、「魔法のようで、夢が現実になった感じ。キャラクターイメージが監督の中で完結していたので、シナリオを読んだ段階で全てが明確で演じやすかった」と言うパールマンさん。セルマさんは「ヘルボーイ役はロン以外には考えられない。私も、リズという役は他の女優にはとたれたくない。私はヘルボーイに恋していました。彼を見る時の目は、ハートになってしまう」と作品への思い入れを語る。監督の魅力については、「ルネサンス期のレオナルド・ダ・ヴィンチのように情熱をもった人で、少年のような人」(パールマンさん)、「素晴らしい監督でありアーティスト。父のように敬い慕っているけれど、もしかしたら心は私より若いかも」(セルマさん)と述べた。

ヘルボーイに扮するための特殊メイクによる肌荒れはないのですか?という質問に、パールマンさんが「とてもいいフェイシャリストがいるので、大丈夫です。ステキに見えるでしょ?」とおちゃめに返す場面も。明るい笑顔を絶やさない、とても仲が良さそうなお二人でした。
(村松美和)

■『ヘルボーイ』は、10月1日、日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー!
□作品紹介 『ヘルボーイ』