日本の夏を元気にする、愛すべき釣り大好きおじさん2人組、といえばみなさんもうご存知の「釣りバカ」シリーズの新作『釣りバカ日誌15  ハマちゃんに明日はない!?』がいよいよ本日8月21日から全国松竹系にて公開された。今回舞台となっているのは秋田県。みちのくの小京都とよばれる角館、釣りの名所・男鹿半島、神秘の田沢湖など風光明媚なロケーションのもとおなじみのハマちゃん&スーさんコンビが笑いあり涙ありのドタバタ騒動を繰り広げる。
 
丸の内ピカデリー2で行われた舞台挨拶には、今回でシリーズ2作目の監督となる朝原雄三さん、ハマちゃんこと西田敏行さん、スーさんこと三國連太郎さん、ハマちゃんの愛妻みち子役・浅田美代子さん、というおなじみのメンバーに加え、本作にゲスト出演するのは、スーさんの会社「鈴木建設」に経営コンサルタントとして人員制度改革に携わることとなる早川薫役の江角マキコ、秋田の水産試験場で働くお魚博士役の筧利夫さんが登場し会場を喜ばせた。

西田「今回のこの作品は特に大好きです。朝原監督の日本映画に対する熱い思い、日本という国の美しさ、人々の面白さ、そういうところを秋田の風土にのせて描いています。実はすごくクオリティの高い作品となっています。僕が子供のころみていたような日本映画のよさが出てて、僕も大いに笑い、大いに楽しみ、そして最後に「やっぱハマちゃんてバカだな〜」って思いました(笑)」

浅田「いいたいことは全部ハマちゃんが言ってくれたので、私もおんなじ気持ちです。でも違うのは最後、「ハマちゃんてバカだな〜」じゃなくて、わたしは「ハマちゃんてかわいいな〜」って思います!」

江角「今はオリンピックで日本中が盛り上がっていますが、人間には競争や勝ち負けがつき物だけど、ハマちゃんみたいな人情や固い絆が大事なんだとこの作品に参加してすっごく感じました。」

筧「この作品に出れて“感無量”(ここの部分大音量で読んでね)!!!今回は自己主張もせず監督のゆうことを聞いておとなしくしていたので、現場では酒びたりでした。うそうそ。でも出来上がりをみて納得です。すばらしいです。」

三國「この世界で半世紀近く仕事をしてきましたが、この映画ほど“失われた日本人の息吹”を感じたのはもう15年ぶりくらい。日本映画の復活を感じました。こんなに心から楽しんだ作品は初めてです。」

みなさん、この作品をすごく大事にし、そして公開を心からよろこんでいる様子がひしひしと感じられる。そして出演者みんなから作品の出来上がりをほめられた朝原監督もはずかしそうにコメント。
「まあメッセージというよりも、みなさんに楽しんでもらえればいいんです。でもあえてメッセージをいうならば、他力本願でもいいじゃないってことですかね。江角さん演じる薫はいくらがんばってもうまくいかなかったけど、突然棚からボタモチでうまくいったりすることが描かれています。僕、そういうのっていいなーって思うんですよ。」

強烈な個性を放ち自由奔放なハマちゃん、相棒のおとぼけスーさん。そして美しい秋田のロケーション。旅行気分でノンシャランと楽しんでちょっぴり感動もできちゃう「釣りバカ15」。全国一律1000円で観れてしまうのもまた魅力的。シリーズ最高傑作との呼び声高い本作で夏を乗り切れ!
(綿)

☆『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』は全国松竹系にてロードショー!

□作品紹介
釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?