BS-iで好評放送中の『怪談新耳袋』がついに劇場版にスケールアップ!。『怪談新耳袋』はほんとうにあった怖い話ばかりを当代随一の怪異蒐集家の木原浩勝氏・中村市朗氏が集めたベストセラー本の『新耳袋』の映像化。劇場版では、オムニバスという基本形式はそのままに、若手から巨匠までの個性豊かなホラー界の監督7名が、新たなジャパニーズ・ホラーの世界を展開している。

公開初日の今日は立ち見が出る盛況ぶり。この夏最後の納涼ホラーとして、本日のこの活況は、このところ続くホラーブームをさらに印象付けた格好となった。初回上映後に舞台挨拶が行われ、『新耳袋』原作者の木原浩勝さん、『約束』主演の曽根英樹さん、雨宮慶太監督、『手袋』、佐々木浩久監督、『視線』豊島圭介監督、『重いッ!』鈴木浩介監督が登壇した。撮影中にほんとうに起こった怪談が飛び出すなど、上映後も「怪談」は続いたのであった・・・

曽根英樹さん:「いつも驚きのある現場でした。後でいろんなことが現場で起こったと聞いて、びっくりしています。自分も昨日から風邪を引いて熱を出してしまい、これはなにかあるのかな?と思ってしまいました。」

雨宮監督:「昔から『新耳袋』が大好きでした。全部実話なんだということを思い出さないように撮ろうと心がけました。」

佐々木監督:「私の撮った作品も現実にあった話です。たまたま撮ったアングルが、実話を体験した人が「そっくり」と言ってくれて。偶然撮れたのですが・・びっくりしましたね。」

鈴木監督「スタッフの間では「実は何かが起こる」と噂で、パソコンに“新耳”と打つとパソコンが壊れるとか、原稿をプリントアウトすると、「—でこわい」というセリフでプリンターがとまるとか・・。「木原さんもなにかある」と言っていますしねぇ。」

木原さん:「試写会の時に、スタッフと「一人最低3人に宣伝してもらわないと後々障りがある」、と念をこめてしまいました。(笑)また、初日に来たら、もう一度こないとこの後の人生は保障できません!」

 また、上映期間中は、日本有数の怪談の語り手であり『新耳袋』原作者の木原浩勝氏などによるトークショーも開催される予定になっており、こちらも要チェック!7人の監督、各役者の個性の共演を楽しめる7作のオムニバス。ジャパニーズ・ホラーの快進撃はまだまだ終わらない。

(Yuko Ozawa)

◆公開記念イベント決定!
*会場はいずれも渋谷シネ・ラ・セットです。

8/27(金)トークショー
19:15の回上映前 木原浩勝(原作)×中山市朗(原作)

8/28(土)トークショー
19:15の回上映前 木原浩勝(原作)×雨宮慶太(監督)

8/29(日)トークショー
19:15の回上映前 木原浩勝(原作)×菊地秀行(作家/『魔界都市ブルース』)

9/4(土)トークショー
19:15の回上映前 木原浩勝(原作)×平山夢明(作家/『超怖い話』)

9/3(金)トークショー 
19:15の回上映前 豊島圭介(監督)×押切蓮介(マンガ家/『でろでろ』)×木原
浩勝(原作)

◆『怪談新耳袋』傑作選 8月28日(土)〜9月10日(金)吉祥寺バウスシアターにて連続ロードショー決定!!