——ひたむきに駆けた青春があった。
——もがき苦しんだ青春があった。

 現在までに3度の全国優勝を果たした、山口良治監督率いる京都市伏見工業高校ラグビー部。その波乱万丈の躍進劇は、1984年にテレビドラマ化。近年もNHK「プロジェクトX」にも取り上げられ大反響を巻き起こした。
 そして、それを観て涙した同高校卒業生の関本郁夫監督は「この映画を作ろう」と決心したという。ストーリーは“泣き虫先生”の異名をとる山口監督の手記を基に、できる限り現実に近い形で描いている。映画『スクール・ウォーズ HERO』は、体当たりの指導で荒廃した学園を立て直した熱血教師と、彼の信頼に応えた生徒達の感動の実話だ。

 本日スペース汐留にて、大ヒット祈願“涙のキック・オフ”と題された完成披露試写会が開かれ、監督・キャストによる舞台挨拶が行われた。山口監督も、ラグビー部合宿先から駆けつけて下さった。
・関本監督「ラグビー部が初優勝をした時、自分も負けずに頑張ろうと思いました。私の最高傑作が出来上がったと思います」
・照英さん「感動と情熱と涙を流した意味を考えてほしいです。オリンピックに負けないくらい熱いです!」
・内田朝陽さん「古き良きものを感じられる映画です。ラグビーのシーンは一切スタント無し!そのまま救急車で運ばれる人もいました。そこのところも意識して観て下さい」
・SAYAKAさん「この映画に出られて光栄です。スポーツを頑張る人というのは、信念を貫き通す感じでステキだと思います」
・山口監督「映画化の話がきた時、最初はお断りしたんですが、この時代、一人でも多くの人に夢や感動を伝えてくれるならと思いました。一場面一場面、想いがこみ上げてきます。大人が変われる映画です」

 「直球勝負でこの映画を作った。人と人とのふれあいで人生は変わるのだということを伝えたい」と語っていた関本監督。教育問題が深刻化の一途をたどる昨今、スポーツを通して生まれた強い絆を描くこの映画が多くの人の心に響いてくれることを願います。野球・サッカーに続き、これからはラグビーの時代かも!?
(村松美和)

■『スクール・ウォーズ HERO』は、9月18日(土)よりシネ・リーブル池袋他にて全国ロードショー!
□作品紹介 『スクール・ウォーズ HERO』