『鉄男』で鮮烈なデビューを飾って依頼、俳優・田口トモロヲが過酷なウエイトコントロールと筋肉トレーニングを重ね、プロレスラーを演じた。ドラマは、リストラされた41歳のサラリーマンが、プロレスへの熱い思いを胸に、夢だったプロレス団体を興すことを決意。プロレス愛をささげ、巻き込まれる家族たちとの可笑しくて、情けないけど、心温まるドラマ。
そんなドラマが諸般の事情で約3年の年月を経てようやく公開されることになった。
今年『アイデン&ティティ』で初監督に挑戦した田口トモロヲさんは「順番が逆になってしまいましたが、今年公開された『アイデン&ティティ』は、この『MASK DE 41』があったからこそ実現したようなもので、この映画にかけた努力の結果なようなものです。」と。「演じるために減量することは、たびたびありますが、10キロを超えて太る、筋力トレーニングで筋肉体質を作るなんて初めてことで、卵10個1パック、肉食で、かつ5食/日の生活は厳しかったですし、当時43歳の自分には限界でした。」と今では懐かしくもある思い出。
久しぶりの演じた家族の再会に蒼井優さんは「近く見ていても田口さんは大変だなぁと感じました。」と。

作品は、2004年8月21日より、K’cinemaにてロードショー公開されます。
初日には、舞台挨拶も予定されています。
(YAS)

□作品紹介
『MASK DE 41』