劇場版『クレヨンしんちゃん』や『ねこじる草』を手がけた天才アニメーター湯浅政明による実写とアニメが融合したジャパニメーションの新境地!『マインド・ゲーム』が8月7日(土)シネクイントにて公開初日を迎え、湯浅監督、今田耕治、坂田利夫が初日舞台挨拶をおこなった。
 ロビン西による同名漫画を原作に、実写と2D、3Dの融合というかなり奔放な映像もさることながら、声優として参加する今田耕治、藤井隆、坂田利夫らが実写で登場するという奇想天外なもの。これを実現させたのは、監督の湯浅政明と、常に新しい映像を追求してきたアニメプロダクション「STUDIO 4℃」。

 今田「この仕事は一年前にやったものです。僕は主人公の西くんというどこにでもいる普通の男の子を演じました。彼が失敗してもう一度チャレンジする話です。声優陣が吉本でかたまっているので、劇場公開なんてしないんだと思ってましたが、海外での配給が決まっていたりと、すごく大きな作品だったんですね。お金がかかっているのに、そうじゃないように見せています。出来あがりを見てはじめて、すごい作品だ!と思ってそれからは周りの人みんなに勧めてます。」
 坂田「僕は西くんが恋するみょんちゃんという女の子の父親役です。私生活とちがってすごくモテる役。それに加え神様の役もやっています。”ありがとさん”ともゆってますので是非チェックしてください。画と音楽とすべてがすごいと思いました。芸能界のいい思い出にもなりました。「歳は還暦、頭は枯れ木」ってね(笑)」

・・・とまあ、こんな調子で今田&坂田コンビは爆笑トークで作品を語った。湯浅監督は、
「ほとんどの声優さんがアフレコの経験がそんなにないとのことだったので、覚悟はしていましたが、みなさん一回やるとすぐに絵と声が合わせることができていました。僕は作品をつくることにはそんなに気負いはなくて、原作が面白いので絶対に面白いものが出来ると思っていました。はじめ声優さんをどうするか悩んでいましたが、吉本の芸人さんたちが入ったらすぐにスムーズにいったし、すべてがうまいこといきました。」

また、今田は自らを「ちょっと痛いくらいのアニメ好き」と評するほどのアニメおたくで、「大友さんの「アキラ」なんて何十回と見ていて、音声を消して自分でセリフをいえちゃうくらい。金田役とかやってました。」と意外な面もみせてくれた。

☆『マインド・ゲーム』はシネクイントにて公開中!

□作品紹介
マインド・ゲーム