1981年、ロスで強盗に銃撃され妻を失った三浦和義。被害者であるはずの彼は保険金目当てで妻を殺害したという疑惑をかけられる。無罪を主張するが、1985年に逮捕される。そして、2001年に無罪を勝ち取った。この事件に基づいて、『三浦和義事件〜もうひとつのロス疑惑の真実〜』という映画が作られた。
3月10日にクランク・アップし、本日より公開。早朝6時から並んでいたという方々をはじめ、老若男女問わず大勢のお客さんが来場し、東真司監督、高知東生さん(三浦和義役)、宝生舞さん(後妻:三浦良枝役)が舞台挨拶に臨んだ。

監督は「けっこうポップな作品に仕上がりました」と意外なコメント。実際にあった事件ということで「普通のドラマとは違う映画だが、ひとつのドラマとして観て頂きたい」と述べる。高知さんが「台詞も多く、撮影も朝イチから始まって朝終わり。重い雰囲気の映画なので、合間の時間はハイテンションでいないとどんどん沈んでしまう感じだった」と苦労話をもらすと、「すいません、ホント」と監督が苦笑い。会場の笑いを誘う。宝生さんは「事実と、事実だといわれていることなど色々な捉え方があり、どのレールに乗ったらいいのか分からず とにかく難しかった。撮影中は、カメラをマスコミやワイドショーのカメラと思って演じた」という。

三浦和義氏本人に会った時、三浦氏の“クセ”を掴もうと思ったという高知さん。それを常に意識して演じたそうなので、その部分にも注目してご覧になってみてください。また宝生さんが「かっこいい」と絶賛する音楽もポイントです。

■7月31日(土)〜8月8日(日)、渋谷 アップリンク・ファクトリーにて公開中!

□作品紹介 『三浦和義事件〜もう一つのロス疑惑の真実〜』