「えびがボクシングやるなら、次はいかでしょ」というノリで企画が生まれたという『いかレスラー』。ナンセンスを越えたシュールでヤバ過ぎのギャグと、白熱する本格的格闘技アクション!そして日本が世界に誇る驚異の着ぐるみSFX!爆笑と興奮の果てに壮大な感動が待ち受ける怒涛の大傑作が、ついに公開初日を迎え、主題歌「いかレスラーの歌」を歌うTOMOKAさんも駆けつけ、シネセゾン渋谷にて舞台挨拶が行われた。

朝早くからの上映にもかかわらず、会場は満席。江崎実監督の「頭のおかしい映画を観に来てくれてありがとうございます(笑)。実は、カナダやハワイの映画祭にも招待されています」との発言に、お客さんは驚いた様子。西村修さんは「ジェームズ・ボンドのようなかっこいい役をやりたかったのに、まさか“いか“を演じるとは・・・」と述べ、場内爆笑。AKIRAさんの「メッセージのこもった良い映画です」という言葉に添えて、石田香奈さんは「人間はハートだと思います!」と明るく可愛くコメント。

変身した姿を“分離”して、いかレスラー・たこレスラーが登場し、いきなり格闘を始める場面も。お客さんたちはもちろん、スタッフまでもが思わず笑ってしまう。「『いかレスラー3』を作るかも」との話が飛び出すと、「2がないのに?」というツッコミが客席から。「それも前代未聞てことで」と笑い飛ばす監督。良い意味で非常に肩の力が抜けた、おもしろおかしい20分でした。
(村松美和)

■『いかレスラー』は、シネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤにてモーニング&レイトショー中!

□作品紹介 『いかレスラー』