北海道を舞台に繰り広げられるスリリングな物語『ヒッチハイク 溺れる箱舟』が渋谷・ユーロスペースで初日を迎えた。
ヒッチハイカーに脅され、予期せぬ危険に身を晒すことになる主人公を演じた寺島進さんは「初めて出演した作品『おかえり』から『空の穴』などこの劇場で公開されたので、お世話になっています。この作品は、小沢和義さんに巻き込まれて出演することになり、撮影に入ってからは、巻き込まれる役を演じ、まぁ、お客さんもこの映画に巻き込まれてくれればありがたいなぁと思ってます。」と平凡に見えるが、巻き込まれてしまった姿俊夫を演じている。その妻を演じた竹内ゆう紀さんは「沢山の方に来ていただいてありがとうございます。」と本作が映画デビュー作で、役が決まったときはとてもうれしかったそうです。その決まった日が偶然にも自分の誕生日だったというダブルな喜びを感じたそうです。山本浩司さんは「この作品では、出演が決まったときは嬉しかったです。しかし、撮影の時は、小沢さんと寺島さんに挟まれてちょっと恐怖感を感じましたね(笑)。横井監督は、前作で編集も担当しており、引き続きこの映画でも担当することになり嬉しかったです。」とヒッチハイカーに扮した小沢和義さんは、黒田という役は、特に意識することなく、自然体で演じられたそうです。監督の横井健司さんは「短い撮影期間だったのですが、撮影に集中できていい撮影でした」と。横井×小沢というコラボレーションに、寺島進という個性的なキャラクターが加わりまったく新しいロードムービーに仕上がっている。

□作品紹介
『ヒッチハイク 溺れる箱舟』