本田隆一強化週間！『プッシーキャット大作戦』vs江本純子(毛皮族)とパンタロン

7月3日に公開初日を迎えた本田隆一監督の『プッシーキャット作戦』(同時上映『ずべ公同級生』)。劇場であるテアトル新宿では連日本田監督とゲストを招いてのトークイベントが開催される。イベント初日となった7月5日のゲストは、『ずべ公同級生』に出演している劇団「毛皮族」の主宰・江本純子さん。下北沢などの小劇場を中心に60年代テイストやピンクレディー、宝塚、昭和テイストなどおもしろければなんでもオッケー！とばかりにでたらめなミックスによるショーのようなレビューのようなパフォーマンスで演劇界に大きな話題をふりまく劇団のひとつでもある。
　2人のトークは、まず江本さんが『ずべ公〜』に出演することとなった経緯からはじまる。というのは本田監督の知人が入った劇団がなんと毛皮族だったという。映画出演についてはじめて打ち合わせをした時のことをやたらはっきりと覚えている江本さんに驚く本田監督。江本さんいわく「この映画で実はわたくし脱いでいるんですが、その時の打ち合わせまでわかっていなくて”だまされた！”っと強く思ったのでその時のことをすごく印象的に覚えていたんです(笑)。」そんな江本さんを「日本でスケ番役をやらせたら一番の女優さんだと思います。ただスケ番役ってそんなに出てこないんですけどね。」と本田監督。(ところが、今公開中の『下妻物語』でもなんと本当にスケ番役で出演しているのだとか。)
　音楽やファッションから60年代ものを好きになったという本田監督だが、おなじようにカラフルでポップな世界観をもつ芝居をもつ江本さんとは、同時代感覚を共有するクリエイタ—同士でいたく話がはずむ。東映のピンキー映画の魅力、そしてパンタロンへのこだわりなどを熱く語ったトークイベントでした。
(WATANO)

＜17日に開催される本田隆一オールナイトイベントで上映される『スケ番幽霊』にも江本純子さんが出演しています。＞

☆『プッシーキャット大作戦』(同時上映『ずべ公同級生』)