韓国恋愛映画の原点かも、シネマコリア2004プレイベント『手紙』上映会開催
現在、キネカ大森にて劇場リニューアル記念イベントとして韓国映画特選2004 part2が開催され、その期間中の6日、8月に同劇場で開催されるシネマコリア2004のプレイベントが開催され、トークイベントと『手紙』の無料上映会が開催された。
シネマコリアは、毎年日本未公開の良質の韓国映画を紹介しており、今年も名古屋は、7月31日(土)、8月1日(日)、東京では8月7日(土)〜10日(火)に開催されることが決定、会場をホールではなく、一般の劇場に移し、東京ではキネカ大森の協力を得て、上映されることが決定した。
トークイベントでは、主催のシネマコリア・西村氏から今年の上映作品である4作品のうち、2作品の予告編の上映に引き続き、4作品の作品の概要が紹介された、「年々、韓国映画が数多く上映されるようになり、今年はカンヌ映画祭でもマーケットにおいて出品作すべてが買われ、その人気度、注目度が高まっているようです」と韓国映画がまだまだ注目されているという現状を説明された。ファンにとっては多数見る機会が得られるということは、嬉しい悲鳴であるといえる。
今回プレイベントとして西村氏が選んだ「手紙」は、韓国映画を日本に紹介しようと思った原点の作品の1つであり、韓国の映画祭で出会い、韓国でも同時期に公開された「接続−ザ・コンタクト」、日本で大ヒット、韓国映画の火付け役となった「八月のクリスマス」、そして物語も、映像、音楽、俳優とすべて4拍子そろった夫婦純愛ものの傑作である。
夫婦純愛ものは、のちに「ラストプレゼント」なども公開されているが、「手紙」は、現在公開中の「4人の食卓」、近日公開される「ホワイト・バレンタイン」に出演しているパク・シニャンと「燃ゆる月」で運命の女性「ピ」を好演したチェ・ジンシル。公開された1997年の公開された映画の中で一番泣かせる作品として話題になり大ヒット作である。
今年のシネマコリア2004は、イ・ジョンジェ、イ・ボムスという人気俳優が競演、人間関係や家族関係などを描いたヒューマン・コメディ『オー! ブラザース』。筆者が個人的に大好きな『面白い映画』(日本未公開)の監督チャン・ギュソンの最新作コメディ『先生、キム・ボンドゥ』。すでにアメリカのミラマックス社がリメイク権を獲得しているという噂。学生青春ドラマ『品行ゼロ』。『ほえる犬は噛まない』『子猫をお願い』と最近出演作が相次いで公開され先頃、2度目の来日も果たしたペ・ドゥナ主演、今度はクマか?ということで、『春の日のクマは好きですか?』。年内にも『チューブ』も公開待機中であり、最新作の上映が決定したのは、嬉しいことである。
東京会場のチケット発売は、6月下旬。詳細は、下記のサイトをご覧ください。
□シネマコリア
http://www.seochon.net/cinemakorea/
□キネカ大森
http://www.cinemabox.com/schedule/omori/index.shtml