今年のお正月映画として公開され大ヒットを記録したトム・クルーズ入魂の武士道映画『ラスト・サムライ』。DVD発売を記念して特別上映会がおこなわれた。その場所は、なんと日本の伝統文化、歌舞伎の聖地・歌舞伎座である。歌舞伎役者しか立つことの出来ない舞台にスクリーンが設置されているのは、なかなか観れない光景。しかも洋画である『ラスト・サムライ』が上映されるなんて・・・。
特別ゲストには、劇中で観客の憎悪を一身にうけた憎まれ役を堂々と演じきった映画監督の原田眞人、天皇陛下役の中村七之助が登場し、DVDに収録されているボイスオーバー版について語った。
 原田監督は、『ラスト・サムライ』を歌舞伎座で観る!という稀有な体験に大感激。「是非歌舞伎の演目に『ラスト・サムライ』を・・・」という信じられない発言まで飛び出した。毎月この歌舞伎座の舞台に立っているはずの七之助は、普段とちがって洋服で舞台に立っているので緊張する、と意外な感想をもらした。しかも、現在撮影中の宮藤官九郎初監督作「弥次喜多in DEEP」の役のためになんと金髪ヘアーの七之助。『ラスト・サムライ』での優柔不断な天皇役もピッタリだったが、クドカンと組んでの「弥次喜多〜」にも今から期待が高まるところ。会場には、父である中村勘九郎のお姿も。(お!カンクロウつながり)

□作品紹介
ラスト サムライ