年間60本以上の映画が製作されており中近東随一の映画大国イラン。日本でも、「太陽は僕の瞳」「運動靴と赤い金魚」のマジット・マジティ、「友だちのうちはどこ?」のアッバス・キアロスタミ、またモフセン・マフマルバフ(『カンダハール』)は娘のサミラ・マフマルバフ(『りんご』『ブラックボード』)につづき、15歳の妹ハナ・マフマルバフも「ハナのアフガンノート」で監督デビューを飾る映画ファミリーぶりだ。昨年秋に開催された東京フィルメックス2003でも戦前のイラン映画特集が組まれほとんどが日本初公開の貴重なフィルムでの上映であった。しかし、まだまだ紹介しきれないイラン映画がたくさんある!ということで東京フィルメックスの市山プロデューサーによって企画されたのが、6月4日〜13日まで開催される「イラン映画祭2004」である。
 児童映画や政治色の強い印象のイラン映画だが、イランではそれ以外にも様々なジャンルの映画があり、それはコメディからアクション、迫力の戦争映画など様々だという。世界的にはほとんど無名であるがイラン国内では大人気の監督の作品やイランを代表する女優の主演作など、日本未公開作品を中心に、これまで日本で紹介されていなかったイラン映画の魅力に迫る映画祭になるだろう。

☆「イラン映画祭2004」は、6月4日〜13日赤坂・国際交流基金フォーラムにて開催!
 前売り券の発売は、チケットぴあにて。

□作品詳細
イラン映画祭2004 開催