誰もが知っているアクションスター、ジャッキー・チェン。彼の日本での記念すべき出演50作目となる新作『メダリオン』が6月にいよいよ公開となる。まず言ってしまうが、今回のこの作品でジャッキーは劇中はじめて死んでしまう役を演じている。
ジャッキー「いろんな映画に出演してきたけど、スーパーコップをやるのも飽きていたし、会社は絶対に僕を死なせないんだ。だから今回死んでみてみんなの反応をみたかったんだよ(笑)。」
そんなジャッキーは日本で公開されただけでの50作はある出演作を振り返ってこう語った。
「どんな映画をつくっても僕は満足したことはないよ。強いて気に入っている作品を言えば、『ポリス・ストーリー』や『プロジェクトA』。でも一番のお気に入りは『奇跡 ミラクル』という作品さ。僕はつねに観てくれるお客さんや評論家のみんなの意見を参考にしている。だからみんなに今回の『メダリオン』をみてもらってたくさんの意見が聞きたいんだ。あと映画に必要なのは必ずメッセージがあること。僕の映画には必ずメッセージを込めているんだ。」
そういうジャッキーの今一番興味ある企画は、来日前おとずれたというカンボジアでアイデアが浮かんだと言う地雷撤去のテーマだ。50歳になってもまだまだ精力的に映画制作へ情熱をかたむけるジャッキー。これからもまだまだ彼の活躍する作品がみれそうだ。
また、聖なるメダルをめぐって生死をかけた戦いを見せる本作『メダリオン』にちなんで、大のジャッキーファンだというシドニーオリンピック金メダリストの谷亮子選手が花束贈呈に登場。「小さい頃からジャッキーさんの映画をたくさんみてきました。昔から目と鼻が似ていると言われていたんですよ。」というヤワラちゃんに、「映画とちがって人の見ていないところで4年間練習してきたことはとても素晴らしいことだと思う。」とエールを送った。「ジャッキーさんに会えてパワーをもらった!」と大喜びのヤワラちゃんに、聖火ランナーとしてアテネにいくというジャッキーも「むこうでもまた会いましょうね。」とニコニコ。

★2004年6月19日 東京[ニュー東宝シネマ]ほか全国ロードショー

□作品紹介
メダリオン