『CASSHERN』や『鉄人28号』『忍者ハットリくん』などアニメ実写化イヤーの2004年、中でも永井豪作品の映像化は奪い合うように制作されており、夏公開のワーナーブラザースの『キューティーハニー』や東映の『デビルマン』など大作と呼べるものが公開いまかと待たれている。そんななかカルト監督河崎実によって映像化されたのは、全裸にパンツをかぶった少女探偵の活躍を描く「まぼろしパンティ」とおチンチンを回転させて変身する「へんちんポコイダー」の夢の競演による『まぼろしパンティVSへんちんポコイダー』。5月10日のアップリンクファクトリーでの初日舞台挨拶には、パンティ役でアクションにも挑戦したグラビアなどで活躍する小森未来、生まれもっての小学生体型をいかしてポコイダーこと変珍太に扮したなべやかん、サタンの爪役として大仰な白塗り悪役をイキイキと演じていたあご勇、、そして河崎実監督が登場した。
 「この映画は、『スター・ウォーズ』の公開前の状況に似ている。『スターウォーズ』の公開前日本ではSF映画のブームに先んじて「惑星大戦争」や「宇宙からのメッセージ」がお手軽にそそくさと作られて、『スター・ウォーズ』よりも先に公開しちゃったんだよね。」と『キューティーハニー』『デビルマン』に先んじての公開を笑いながら語った河崎監督。夏には話題作(?)『いかレスラー』の公開を控える河崎監督。アニメ実写化映画ブームの前哨戦としても『いかレスラー』の前夜祭としても、ちょっとみておく価値があるかも?

☆『まぼろしパンティVSへんちんポコイダー』は5月10日(月)〜13日(木)、アップリンク・ファクトリーで特別イベント・レイトショー!

□作品紹介
まぼろしパンティVSへんちんポコイダー