事件120周年記念作品として映画『草の乱』が完成、都内で披露試写会が行われた。
1884年(明治17)に埼玉県秩父郡で農民らで起きた事件は、時の政府を震撼させた。政府は軍隊で鎮圧、事件を「暴動」の名のもとに歴史に封印。時に120年が経過し、この事件を再現したのが、『草の乱』である。
多くの協力者の支援で4億5千万円の製作資金、8000名を超えるエキストラの参加など、最近の日本映画にないスケール感で完成した。
舞台挨拶では、神山征二郎監督は、「多くの人に見てもらいたい」と主演の緒方直人さんは「この映画で刺激し合いながらいい演技が出来た」と杉本哲太さんも「テンションが高い、とてもいい現場だったので、負けないように頑張りました」と、田中実さん「撮影が終わって宿泊のホテルでも役者陣が意見を出し合って演技に語ることのできた撮影でした」と語った。
公開は、2004年9月、有楽町スバル座を皮切りに全国でロードショー公開されます。

□作品紹介
草の乱