昨年の12月末に公開され、韓国政府が32年間隠し続けた衝撃の事実であるシルミド(実尾島)事件を元に韓国で歴史上最もドラマチックな684部隊31人の訓練兵の物語を忠実に再現にした作品。
すでに、1100万人を動員したビックな作品であるが、今年の2月に公開された「ブラザーフッド」が先週1122万人でこの記録を超えてしまった。しかし、現在もロングラン公開中で、この話題が熱いうちに日本でも公開したいと監督の熱意が日本公開を早期決定した。
今年の韓国映画は、ハリウッド映画よりも話題を集め、「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」よりも話題になっている。
記者会見には、カン・ウソク監督、ソル・ギョングさん、アン・ソンギさん、ホ・ジュノさんら韓国映画ファンには、嬉しいキャストが集まった。
「映画化するなら絶対に出演したい」と語るホ・ジュノさんは「実際に現存する人物でかつ生存している人を演じる難しさは、撮影前の意気込みを一気に吹き飛ばし難役で、NG王の肩書きを貰ってしまった」と。ソル・ギョングさんは「タイトルを最初に聞いていたら断っていたかもしれなかった、実際に撮影はシルミド(実尾島)で行われ、水恐怖症なのに、周りは海で、逃げることさえできない状況で撮影前の訓練で怪我をしてしまった。」と撮影の大変さを語った。
アン・ソンギさんは「初めて日本で私の作品が上映されたときは、200席しかなかった劇場でしたが、今回は200館という規模になり驚きです。次回は、ペ・ヨンジュさんと」とちょっとジョーク交じりで。
あまりにも理不尽な運命を背負われ、ようやくこの映画で亡くなった人達には恩返しできたかもと監督は熱く語ってくれました。
 公開は、2004年6月5日より全国東映系にて拡大ロードショーされます。

□作品紹介
シルミド/SILMIDO